カーボベルデはW杯初出場。ベネズエラ戦で初勝利も挙げた【写真:(C)FIBA】

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バスケットボールW杯、日本は次戦勝利でパリ五輪出場権獲得

 バスケットボールのワールドカップ(W杯)日本・フィリピン・インドネシア共催大会は8月31日、世界ランク36位の日本が順位決定リーグ(L)で同17位のベネズエラに86-77で勝利。48年ぶりの自力での五輪出場へ王手をかけた。アジア最上位のチームにパリ五輪の出場権が与えられる今大会。勝てば自力で出場権獲得となる勝負の最終戦。2日に対戦するのは同64位カーボベルデだ。W杯初出場の国が日本の前に立ちふさがる。

 カーボベルデはアフリカ北西沖に位置する島国。面積は4033平方キロメートルで、滋賀県と同程度の面積。人口は56.2万人で、外務省の基礎データによると、主要産業は農業(バナナ、サトウキビ)、漁業(マグロ、ロブスター)。W杯初出場となった今大会は、1次ラウンド1勝2敗の3位で2次ラウンドに進めなかったが、格上ベネズエラに81-75で勝利するなど侮れない。

 チームの中心は身長221センチの超大型センター、31歳のエディ・タバレス。現在はスペインリーグでプレーするビッグマンは、過去にNBAホークス、キャバリアーズなどに在籍したことがある。31日のフィンランド戦には77-100で敗れたが、タバレスは14得点、12リバウンドとダブルダブルの活躍を見せた。

 日本は31日、比江島慎が23得点と活躍してベネズエラに勝利。1次リーグのフィンランド戦にも勝利しており、現在アジア勢では唯一の大会2勝を挙げている。アジア勢では中国、レバノンが1勝で続くが、日本がカーボベルデに勝利すれば自力では48年ぶりの五輪出場を決めることができる。

(THE ANSWER編集部)