ラバイン監督に代わり、徳島で指揮を執る吉田監督。(C)SOCCER DIGEST

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 J2の徳島ヴォルティスは8月22日、ベニャート・ラバイン監督、アイトールフィジカルコーチの契約解除と、吉田達磨の新監督就任を発表した。

 ラバイン監督は今季から徳島を率いていたが、チームはリーグ戦31試合を終了して、6勝15分10敗の19位と低迷。開幕前にJ1昇格を目標に掲げていた徳島だが、現在は残留争いに巻き込まれる状況となっている。

 解任を受けてラバイン監督は、クラブの公式HPを通じて、サポーターへ感謝の言葉を述べた。

「徳島の人々、多くのファミリー、街の中でさえも私たち家族に対して優しく接してくれた子どもたち、そしてホームゲームでもアウェイゲームでも、スタジアムで最高の応援で私たちを後押ししてくれたファン・サポーターの皆さんに大きな感謝をします。徳島での日々の中で、私の家族は全くの異なる文化と出会うことができました。素晴らしい国での素晴らしい経験のすべてに感謝しています」
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 一方、新たにチームを率いることになった吉田新監督は、昨季はヴァンフォーレ甲府でJ2では18位と苦しむものの、天皇杯で優勝を成し遂げ、チームに初タイトルをもたらした。昨季限りで甲府を退任し、今季は解説業などを務めていた。

 新指揮官は今回の就任を受け、以下のようにコメントしている。

「徳島の皆様、また徳島ヴォルティスを応援してくださっている皆様、監督に就任いたしました吉田達磨です。残り11試合、まずは全力で残留を勝ち取りに向かいます。皆様と団結し最後まで闘い抜きましょう」

 新体制のもとで巻き返しとなるか。徳島は次節、8月26日にJ2第32節でツエーゲン金沢と敵地で対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部