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投手として10勝を挙げながら、本塁打ランキングのトップを走る大谷。MVPは確実だろう(C)Getty Images

 “異次元”の活躍を披露しているエンゼルス大谷翔平。今季ここまで投げては22試合に先発登板して10勝5敗、防御率3.17をマーク。打っては打率.306、43本塁打、89打点(日本時間22日現在)を記録している。ア・リーグ本塁打ランキングでは2位のロベルトに10本差をつけてトップを独走しており、打率と打点もリーグ3位と三冠王も狙える位置だ。

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 投打の二刀流で誰も見たことのないような活躍を見せている今季の大谷だが、現地では早くも満票でのア・リーグMVPに期待する声が多い。2021年に投手として9勝2敗、防御率3.18、打者として打率.257、46本塁打、100打点をマークした大谷は、30人の投票者全員から票を集め、MVP受賞を満票で飾った。過去に「満票MVP」を獲得したのは21年の大谷を含めても19人のみだが、2度目となれば史上初の快挙だ。

 米メディアは今季の二刀流スターが「満票MVP」を獲得するのは確実と見ているようだ。レンジャーズ専門メディア『nolan writin』は記事を配信。今季活躍を見せているコーリー・シーガーがMVPの受賞候補に挙がる理由を分析するとともに、大谷がMVPを獲得するという見解を示した。

 同メディアは大谷について「ア・リーグMVP最有力候補のショウヘイ・オオタニは先発投手として10勝5敗、防御率3.17、165奪三振。さらに打撃スタッツを見てみると、彼が断トツのトップランナーである理由がわかる」と記載し、「投げて、打って、彼のような非現実的なスタッツを記録できる選手は、これまでいなかったと思う。私たちが生きている間に、メジャーリーグで彼のような選手を見ることはおそらくないだろう」と異次元の活躍を見せる二刀流スターを絶賛した。

 レンジャーズのシーガーは今季ここまで打率.346、23本塁打、74打点、OPSは1.071と好成績を残しているが、同メディアは「コーリー・シーガーの今シーズンの活躍には敬意を表するが、彼がオオタニを抑えてアメリカン・リーグMVPに輝けるほどの成績を残せるとは思えない。エンゼルスがまたしてもプレーオフに進出できないという事実は、オオタニからMVPを奪うには十分ではない」と、大谷のライバルは不在であるという見方を示した。今季の二刀流スターが残している成績にはライバルチームの専門メディアも驚愕している様子だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]