エンゼルスの大谷翔平【写真:ロイター】

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ヤンキースファン公言のスポーツキャスターが大谷翔平について熱弁

 米大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手は、今季106試合を終えた時点で打者として打率.302、39本塁打、81打点をマーク。投手としても20試合に登板し9勝5敗、防御率3.43と投打二刀流で圧倒的な存在感を示している。エンゼルスは熾烈なワイルドカード争いをするなか、ミナシアンGMは今夏トレードしないと明言した。こうした状況を受けて、ヤンキースファンを公言する米スポーツキャスターも「オオタニより価値のある選手はいない」と感服している。

 米ストリーミングサービス「Rokuチャンネル」の番組「ザ・リッチ・エイゼン・ショー」公式YouTubeチャンネルが「ショウヘイ・オオタニはスポーツの神様が与え続けてくれるギフトだ!」とのタイトルで公開された動画内で、ゲストとして大谷について熱弁を振るったのは、人気スポーツキャスターでヤンキースファンを公言するマイク・ヒル氏だ。「申し訳ないが、野球界で、いやもしかすると今のスポーツ界全体で、ショウヘイ・オオタニよりも価値のある選手はいない」と断言。昨季も素晴らしい活躍だったとしながら、「私はヤンキースファンで、アーロン・ジャッジが昨年のMVPだと思っていることを認めなくてはならない。アーロン・ジャッジはシーズン最後の数週間まで三冠王に近づいていた。そしてア・リーグの本塁打記録を塗り替えた。魔法のようなシーズンだったんだ」と昨季のMVPはジャッジで疑いの余地がなかったとした。

 しかし今季の大谷は「また並外れたシーズンを送っている。今季に関しては、球界でショウヘイ・オオタニに近いことをしている奴すらいない」と称えた上で、27日(日本時間28日)のタイガースとのダブルヘッダーで1試合目にMLB初完封、2試合目に2打席連続HRを放った活躍を絶賛した。

「私を驚かせたのは、それが彼の初めての完封だったということだけだ。それから1安打だったということ。ダブルヘッダーの1試合目、そう、ダブルヘッダーだったんだ! で、2試合目には、投げる必要がないから打者になろう。37号、38号打つよ。大したことじゃない。いつもやっていることさ、って感じだ」

 プレーオフ進出を目指すエンゼルスが、大谷を放出しなかったことにも理解を示したヒル氏。「この地球上でショウヘイ・オオタニの価値に見合うだけの金を支払える銀行は存在しない。サウジアラビアは金を持っているか(笑)。地球上って言ったけど、もしかしたら米国で、というべきだったかも。まあ、もしサウジアラビアに野球があれば、10億ドル(約1424億円)の選手だよ。彼は29歳だろ。彼は並外れているよ!」と終始、異次元の活躍を見せる大谷にお手上げといった様子で賛辞の言葉を並べていた。

(THE ANSWER編集部)