懲罰交代まで発展 大谷翔平5敗目に繋がったエ軍2人が懺悔した拙守「それで試合を落とすことに…」
レンヒーフォ「あれから学んだ」ムスタカス「適切なプレーをしなかった」
米大リーグのエンゼルス・大谷翔平投手は14日(日本時間15日)、後半戦開幕の本拠地アストロズ戦に「2番・投手」で投打同時出場。6回途中5安打5失点で5敗目を喫した。この試合はエンゼルス内野陣の拙守が連発。懲罰交代も発生した。フィル・ネビン監督も激怒したプレーに、当事者2人は「あれよりも良い努力ができたと思う」「それが試合を落とすことに繋がってしまった」と懺悔した。
エンゼルスが守備から崩れた。問題のシーンは2-2で迎えた5回。大谷が1死二塁からタッカーに勝ち越し二塁打を浴びた直後、続くアブレイユをサードへの平凡なゴロに打ち取った。しかし、照明が目に入ったのか、レンヒーフォが後逸し、その後のカバーも緩慢だった。これで一気にタッカーは本塁に生還。大谷は珍しく膝に手をついてがっくりした様子。レンヒーフォはその裏の打席で回って来た打席で代打のエスコバーが送られ、事実上の懲罰交代になった。
5回裏に追いついたものの、6回先頭で大谷が先頭を四球で出して降板すると、後を受けたウェブも四球を出して無死一、二塁。ここで9番マルドナドはバントをしたが、一塁方向へ緩いフライとなって転がった。二塁走者は躊躇して反応が遅れたが、一塁手ムスタカスは三塁に送球する素振りすらせず。三塁送球ならアウトのタイミングに見えたが、走者2人を進塁させた。結局、ここから打ち込まれ、このイニングで3点を失った。
ネビン監督は試合後に怒りを露わにした選手。日本のツイッターでは「エンゼルスの守備」がトレンド入りするなど、後半戦初戦は厳しい船出となった。
カリフォルニア地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」によると、当事者2人は猛省。レンヒーフォは「私はあれよりも良い努力ができたと思う。あれから学んだ」とレンヒーフォは通訳を介して語ったという。「私は適切なプレーをしなかった」と話したムスタカスは「三塁にも二塁にも投げなかった。それが試合を落とすことに繋がってしまった」と言い、大谷に5敗目が付くことになった敗戦の責任を背負い込んでいた。
(THE ANSWER編集部)