大谷翔平「朝ごはん食べてから二度寝」は正解なのか…専門家は「寝れば寝るほどいい」
MLBオールスターに参加した大谷(写真:USA TODAY Sports/ロイター/アフロ)
7月12日(現地時間11日)、米大リーグのオールスターゲームがシアトルのTモバイル・パークでおこなわれた。3年連続、3度めの出場となる大谷は「2番・指名打者」でスタメン出場。
結果は1三振、1四球だったが、スタジアムの観客は「カム・トゥー・シアトル」(シアトルに来て)を合唱し、大盛り上がりとなった。
試合前、大谷はオールスターの恒例行事となっている各選手の個別取材で、約30分間、日米のメディアに対応した。
そこで睡眠のルーチンについて聞かれると、「ホーム(本拠地ナイターの試合で)は朝ごはんで1回起きてまた寝ます。9時半〜10時くらいに起きて、ごはんを食べて寝て。起きたら球場行って、またごはんを食べています」と明かした。また、「朝ごはんは軽食みたいな感じなので、本格的なごはんは球場に着いてからです」とも語った。
「大谷選手が、1日10時間から12時間の睡眠をとっていることはよく知られています。『寝れば寝るだけいい。まずは量を確保。質はその次』とも語っています。
WBCでチームメイトだったカージナルスのヌートバーから食事に誘われたときも、『寝ているから』と断ったエピソードがあるほどです」(スポーツ担当記者)
しかし「二度寝」までしていたとは驚きだ。はたしてこのルーチンは効果的なのだろうか。スリープ・メンタルヘルス総合ケアをおこなっている「すなおクリニック」(埼玉県さいたま市)の内田直院長に聞いた。
「睡眠を十分にとることは、ストレス耐性や集中力、競技力がアップしますので、とてもいいことです。メンタルもより強くなります。寝れば寝るほど、いいですね。
しかし、食事後の睡眠は消化器に負担がかかるのでおすすめはできません。毎日のルーチンということと、朝は少量でまた眠るというのは、1日の必要カロリーが一般人より多いということで、そのように分散して食事をとっているのかもしれません。
また、朝いったん起きるということが、ナイターのあとのリズムを保つことにもつながっている可能性がありますね」
ちなみに、プライベートの過ごし方を聞かれた大谷は、「(テレビで日本の)バラエティも普通に見ます。映画とかも見ますし、なんということはないですけど、普通に1人でゆっくり過ごしています」とも語っている。
「四六時中、野球ではない」と笑っていたが、マイペースの大谷ゆえ、毎日のルーチンとプライベートの過ごし方は崩さないことだろう。