「能登半島の北端」あと6.8km 能越道「輪島道路」延伸開通でさらに北へ
「遠くて遠い」存在だった能登半島の北端・輪島市が近くなります。
能登空港から北へ延伸
国土交通省 金沢河川国道事務所は2023年7月5日(水)、国道470号バイパスとして石川県輪島市で整備中の能越自動車道「輪島道路」について、のと里山空港IC〜のと三井IC間の約4.7kmが開通を迎えると発表しました。開通日は9月16日(土)です。
2015年に開通した能越道の七尾氷見道路(画像:国土交通省)。
能越道は北陸道・東海北陸道の小矢部砺波JCTから能登半島を北上する高規格道路。高岡ICまでは県道路公社が管理する有料道路で、それ以北は国および県が管理する無料道路となっています。北端の輪島までが事業化済みで、未開通区間は途中の七尾〜田鶴浜(一部は事業化すらまだ)9.5kmおよび輪島までの残り6.8kmです。
輪島までは国道249号が西側の海岸線を大回りしており、穴水経由の県道ルートも狭く荒天で通行止めが相次ぐ区間でした。2006年に事業化し、2013年に着工。全通すれば、輪島市内から七尾市までの所要時間は69分から51分へ短縮となる見通しです。
ちなみに能登半島では、東側の先端部へ伸びる「珠洲道路」、西岸の旧門前町市街へ伸びる「門前道路」が構想されています。