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 バイエルン・ミュンヘンのサッカーにおいて、いかにセンターフォワードが大きな影響を及ぼすことになるのか。それは様々な理由で昨シーズンにバイエルンが体験したものだ。トーマス・ミュラーの負傷で不意にチャンスを手にしたエリック=マキシム・シュポ=モティングが、ワールドカップ前まで目覚ましい活躍をみせたことでシーズン出だしを挽回することに成功。逆にそのシュポ=モティングが不在となったシーズン終盤ではドイツ杯、そしてチャンピオンズリーグからも共に姿を消しており、本来は穴埋めが期待されたサディオ・マネは最後まで鳴りを潜めたままシーズンを終えた。

 そんなシーズンを終え、直後にはカーン代表とハサン・サリハミジッチ競技部門取締役を解任したバイエルンでは、改めてセンターフォワード、特にトッテナムのハリー・ケインの獲得を熱望しているところであり、1年前にはトッテナムのレヴィ会長から1億5000万ユーロの金額がつけられたとも言われたイングランド代表だが、契約最終年度を前に30歳を迎えるこの夏にどのような判断を双方が下すかが注目されるところ。そして仮にケインがバイエルン入りとなった場合、どのような変化が期待されるだろうか?

 例えばシュポ=モティングに関しては34歳という年齢や負傷なども考慮し、改めてレヴァンドフスキ時代のバックアップ役に戻ることだろう。同様に。年齢からも出場機会の減少が見込まれるミュラーはシステム次第でトップ下やセカンドトップ、ムシアラについても同様が見込まれるものの、ただミュラーよりも少し深い位置で起用される可能性がある。サディオ・マネについては本人の言葉によれば1年でバイエルンを去る用意はないようだが、ただオファー次第ではバイエルンが応じる可能性があり、残留となればケイン獲得で左ウィングでの定位置争いに臨むことが見込まれ、トップでも出場機会のあるニャブリはじめ、サネ、コマンらが影響を受けることに。

来夏にユーロが控えるなかでこれらの選手たちはチームにおける自身の立ち位置をこの夏に見極める必要があり、状況によっては先発からの降格危機を感じるダヨ・ウパメカノが最近代理人を変更しているような対応をみせることだろう。ウパメカノのCBではパヴァールとエルナンデスの退団が見込まれても、パヴァールに近いライマーを獲得し、ナポリのキム・ミンジェがエルナンデスの後任候補として有力視。またバイエルンでは中盤の補強も視野に入れており、ケイン獲得の影響からもムシアラが中盤争いにより加わるならばより一層、ウパメカノ同様危機感募らせるゴレツカも判断が迫られる。

 実際に一足早くその減少がみられているのがGK陣で、ノイアーは復帰しウルライヒもいる中でヤン・ゾマーは、ニューベルとともに新天地を視野にいれているはずだ。無論、すでに今季出場機会の多くなかったテルやサール、またレンタルにその舞台を求めていたパウル・ヴァナー、サビッツァ、マリク・ティルマンらも例外ではなく、またすでに不満をもらしたヌゼア・マズラウイやライアン・グラフェンベルフらも将来性によってはまた行動にうってでるだろう。