海外の美術品のほか浮世絵版画やマンガまで。独創的な企画展から目が離せない「上野の森美術館」

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◆海外の美術品のほか浮世絵版画やマンガまで。独創的な企画展から目が離せない「上野の森美術館」

「上野の森美術館」は、歴史ある美術団体が運営する美術館。上野を描いた版画作品を多く所蔵していて、独自の企画展のほかに浮世画展やマンガ展など多彩なジャンルの展覧会を開催している。美術館の近くにある上野公園の西郷隆盛像は、オリジナルのミュージアムグッズにもイラストで登場。上野という土地柄を色濃く感じさせてくれる美術館で、じっくりアート鑑賞してみては。


上野を描いた江戸の浮世絵から現代の東京を描いた版画まで
上野の森美術館は日本で最も歴史ある美術団体の日本美術協会が運営する美術館で、1972年(昭和47年)4月に開館。世界の芸術家を顕彰する「高松宮殿下記念世界文化賞」の活動も1988年(昭和63年)から行っているので、こちらのほうを知っているという人も多いかも。

地元である上野を描いた版画作品を多く所蔵しているのも特徴のひとつ。歌川広重など江戸から明治にかけての浮世絵版画をはじめ、浮世絵の流れをくむ大正・昭和期の作家まで、幅広いラインナップが揃う。

大規模な国際展をはじめ浮世絵展やマンガ展など、大小さまざまなジャンルの美術を定期的に紹介している。上野駅の公園口から徒歩3分とアクセスもいいので、上野公園散策の前にまずは覗いてみたいアートスポットと言えそう。


「上野の森美術館オリジナルポストカード」150円
心和むタッチで描かれた西郷隆盛像のオリジナルグッズも
「楽しく描く」をコンセプトにつくられたオリジナルグッズにも注目して。ほのぼのとしたタッチの「西郷さん」と愛犬「つん」のイラストは、“西郷像の一番近くにある美術館”という発想のもとにイラストレーターの古谷充子さんが手がけたもの。「オリジナル一筆箋」(400円)や、「オリジナルポストカード」(150円)、箔押しエンブレムの中に「THE UENO ROYAL MUSEUM」の文字がデザインされた「オリジナルノート」(550円)の3種類。来館記念はもちろん、上野公園のおみやげとしてもチェックしたい。グッズは館内のショップ&カフェ「Cafe MORI」で購入できるほか、毎年3月に開催する「VOCA展」の会期中には文房具を中心に、優れたデザインのもの・ちょっと変わったものも販売している。

※現在「Cafe MORI」は休業中のため、1F美術館事務所にて販売中


「Cafe MORI」
カフェのメニューに迷ったら“本日のおすすめ”を
美術館のエントランスを入った正面にある喫茶「Cafe MORI」は、ミュージアムショップを併設したショップ&カフェ。一杯ずつドリップ式でいれる「コーヒー」(500円)は、アメリカン専用の豆も用意して幅広い注文に応えてくれる。数種類の「フレーバーティー」(550円)や「ハーブティー」(650円)もあるので、迷ったらぜひ“本日のおすすめ”を試してみて。ドリンクやスイーツの定番メニューのほかに、開催中の展覧会とコラボしたメニューも人気。中庭の緑を眺めながら、展覧会の余韻を楽しもう。

※現在Cafe MORIは休業中。詳細は美術館ホームページで確認を