デロリアンの元ネタ? 若きジウジアーロが手掛けた異形のクーペ 50年経て蘇る Hyundai
折り紙クーペ!
復活した伝説のコンセプトカー
特徴的なポニークーペのフロント部分(画像:ヒョンデ)。
韓国の自動車メーカー、ヒョンデ(Hyundai)は2023年5月19日、イタリアの自動車デザイナーのジョルジェット・ジウジアーロ氏と再現した「ポニークーペコンセプト」が完成したと発表しました。
同車はヒョンデが自動車メーカーとして誕生間もない1974年、ジウジアーロ氏にデザインを依頼したモデルです。
ポニークーペは当時のトリノモーターショーで公開され、V字形のノーズ、円形のヘッドランプ、折り紙のような幾何学的なラインを備えたデザインを世界市場へアピールしました。
北米市場と欧州市場向けに開発が進められていたものの、世界的な経済不況の中、量産直前の1981年にプロジェクトは中止。しかし同社にとって、その後の独立生産モデルにも影響を与えた、重要なクルマになりました。
また、このコンセプトデザインは、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』で使用されて有名になったジウジアーロ氏デザインの「デロリアン・DMC12」に大きなインスピレーションを与えたといわれています。
今回、同車を再現するにあたり、ジウジアーロ氏が率いるGFGスタイルスタジオにデザインを依頼し完成。同車は最近のヒョンデのモデルにもデザインのインスピレーションを与えているといいます。