業務スーパーで販売されている『野菜と果物が溶け込んだカレー』をご存じでしょうか。

甘口のレトルトカレーです。5食入りの大ボリュームで1食約64円という手頃さが魅力的ながら、具材が入っておらずクオリティもいまいち。安さ重視なら買ってもいいけど、アレンジレシピに使う前提でチョイスしたい一品ですね。

『野菜と果物が溶け込んだカレー』の価格・コスパは?

『野菜と果物が溶け込んだカレー』は321円(税込、税抜298円)で販売中。レトルトカレーが5袋入って、総容量は1kg(1袋200g)。販売は神戸物産、製造は宮城製粉(業スーを運営する神戸物産のグループ会社)。

以前紹介した際の商品は270円(税込)だったので、19%ほどの値上がり。コスパ(単価)は100gあたり約32円、1食あたりは約64円。具が少ないレトルト類のなかだと、『バターチキンカレー 3食入』(510g・246円・約48円/100g)よりは安め、『おとなの大盛カレー 中辛 5人前』(1.25kg・365円・約29円/100g)よりはちょい高めといったポジションです。

『野菜と果物が溶け込んだカレー』の調理方法は?

パウチ袋のまま熱湯に入れて約6分加熱するだけ。耐熱容器に中身を移してラップをかけ、電子レンジ(500W)で約3分チンしてもOKです。

『野菜と果物が溶け込んだカレー』の味・食感は?

業スーレトルトカレーのなかでも最安クラスに入る格安品。お味も価格相応といったところの甘口カレーです。マンゴーとピーチのピューレにりんごといちごの果汁を使ったフルーティな風味が個性的ながら、果物の甘みが強すぎてどこかバランスの取れていない仕上がりなんです。

具材が入っていないのもあって、余計にまったり甘い果実感のくどさが際立っている印象。バターや牛豚肉のエキスなどで様々な味を足すことで、甘さだけでなく旨みにも厚みを出そうとしているせいか、かえってまとまりが悪くしつこさを感じるのもマイナスポイントでしょうか。

甘口好きの人でコスパを最重視するなら一応買ってOKです。それ以外の場合は、具材を追加して煮込んだり、チーズ焼きカレーなどのアレンジレシピに使うことを前提にチョイスするのが無難。卵を足すだけでも強すぎる甘みのカドが取れて、まろやかな一皿に仕上がりますよ。

『野菜と果物が溶け込んだカレー』のカロリーは?

気になるカロリーもチェックしておきましょう。

『野菜と果物が溶け込んだカレー』は1袋200gあたり111kcal(炭水化物 23.5g、食塩相当量 3.4g)。ライス普通盛り(200g=約290kcal)と合わせた場合は、401kcal程度となります。