熊本地震から7年、新車とともにいよいよ全線再開です!

7年ぶり全線復旧


南阿蘇鉄道の新型気動車MT-4000形(画像:南阿蘇鉄道)。

 熊本県の第三セクター、南阿蘇鉄道は2023年5月19日(金)、立野〜中松間の運転を再開し、全線復旧を果たすと発表しました。さらにJR豊肥本線への乗り入れも開始し、観光トロッコ列車「ゆうすげ号」も全線で運行開始します。運転再開は7月15日です。

 阿蘇外輪山の南側、立野〜高森間およそ18kmを結ぶ南阿蘇鉄道は、2016(平成28)年の熊本地震で甚大な被害を受け、現在も立野〜中松間で運休が続いています。

 運転再開に際して南阿蘇鉄道は、24年ぶりの新型気動車「MT-4000形」2両を導入。JR線直通乗り入れを考慮し、「ATS-DK形運転保安装置」を搭載しています。豊肥本線への乗り入れは早朝6〜9時台に1日2往復が設定され、肥後大津駅まで運転されます。

 観光トロッコ列車「ゆうすげ号」は高森〜立野で2往復運行開始。乗車料金は大人1500円です。

 15日は特別ダイヤで、通常ダイヤとトロッコ運転は翌日の16日からです。