金沢「山側環状」の一部いよいよ4車線化 金沢森本IC付近のトンネル「もう1本」完成
先に新しいトンネル通します!
金沢の環状道路が完成に近づく
国土交通省 金沢河川国道事務所は2023年5月17日、金沢市の「山側環状」と通称される国道159号「金沢東部環状道路(山側幹線)」の一部区間について、4車線化工事の進展にともない5月24日(水)から走路を切り替えると発表しました。
金沢森本IC(手前)から延びる山側環状。奥で工事している新設トンネルがこのたび完成(画像:Google)。
区間は、北陸道に接続する金沢森本ICから南へ、神谷地ICまでの1.8kmです。これまでは1本のトンネルを対面通行で使っていましたが、並行して新しいトンネルが完成したことから上下線を分離します。
それぞれ右側車線を閉鎖しつつ4車線化工事を進め、夏頃の4車線開通を目指すということです。
金沢の外縁部を1周する幹線道路として計画されている外環状道路は、国道8号を境に「山側幹線(山側環状)」「海側幹線(海側環状)」に分けられ、山側環状は2006(平成18)年に全線開通済み。その後は暫定2車線区間の4車線化が進められていました。
一方の海側環状は、2022年11月に3.2kmの区間が新規開通したばかり。計画区間の全線開通には至らないものの、これにより海側環状と山側環状が国道8号を介して一応つながり、外環状道路のルートを1周できるようになっています。