象印マホービンは5月18日、圧力IH炊飯ジャー「炎舞炊き(えんぶだき)」の最上位モデル「NW-FB型」(2サイズ)を発表した。発売日は6月21日。価格はオープン、推定市場価格は5.5合炊き「NW-FB10」が150,000円前後、1升炊き「NW-FB18」が156,000円前後。いずれもカラーは濃墨(こずみ)と絹白(きぬしろ)の2色。





NW-FB型。濃墨(左)と絹白(右)

炎舞炊きの特長でもある、部分的な集中加熱の繰り返しで縦・横・斜めの激しい対流を作り出す「3DローテーションIH構造」を引き続き搭載する。3DローテーションIH構造は、2022年モデルの「NW-FA型」から採用されている構造。以前の構造では中心部の対流が弱かった点を改良し、単位面積当たり4倍以上という大火力によって、複雑で激しい対流を起こし、ごはんのふっくらした粒感と甘みを一層引き出せるようになった。





製品下部のIHヒーターと対流イメージ

今回からの変更点として、釜内の温度を検知する蒸気センサーの精度が向上した。これにより、「中パッパ」〜「沸とう維持」工程の火力を今までより5%アップ(同社調べ)できるようになったほか、甘み成分の一つである還元糖量も従来機種と比べ3%増加している(東京農業大学調べ)。

使用性の向上として、「お気に入り登録」機能を搭載。普段よく炊飯するメニューを登録することで、炊飯器のホーム画面から手軽に選択できる。また、スマホなどから読み取ると、操作方法や取扱説明書が確認できる2次元コードを、液晶画面に表示する機能を備えた。

操作方法や取扱説明書を確認できる2次元コード

このほか、健康意識の高まりに対応するため「雑穀米炊き分け3コース」のメニューを追加。しゃっきり、ふつう、もちもちの3種類で炊き分けられるため、雑穀米の食感が苦手な人でも楽しめるという。

このほか、炎舞炊きを生かす蓄熱性や発熱効率、熱伝導に優れた「鉄 〜くろがね仕込み〜 豪炎かまど釜」、本体の液晶画面に表示されるアンケートに答えることで、121通りから好みの炊き方に調整できる「わが家炊き」メニューなどの特徴は従来機種から引き継ぐ。

121通りの食感に対応できる「わが家炊き」

本体は「フラットトップパネル」や、「フラットフレーム」(樹脂部を除く)、「フラット庫内」(サイドセンサー部を除く)を採用。天面の液晶はタッチパネル付きのバックライト液晶。

NW-FB10(5.5炊き)の本体サイズと重さは、W260×D330×H235mm、8.0kg。電源コード長は1.0m。炊飯時消費電力は1,240W。NW-FB10(1升炊き)の本体サイズと重さは、W295×D360×H265mm、9.5kg。電源コード長は1.0m。炊飯時消費電力は1,370W。

天面の液晶バックライト





本体側面