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ついに登場 カワサキ「ノスリス」

 カワサキモータースジャパンは2023年5月15日、電動3輪ビークル「noslisu(ノスリス)」シリーズ3タイプを20日から順次発売すると発表しました。


前2輪の「ノスリス」。車体のリーン機構が特徴(画像:カワサキモータースジャパン)。

 ノスリスは前2輪の乗りもので、免許不要の電動アシスト自転車タイプと、普通免許が必要なミニカー登録(車両区分としては原付)のフル電動タイプがありますが、見た目はどちらもペダルのついた「自転車」です。川崎重工の社内公募制度「ビジネスアイデアチャレンジ」で選定され、事業化前の2021年5月に行ったクラウドファンディングの販売では、どちらも50台が即日完売。今回、満を持しての正式発売となりました。

 カワサキがバイクで長年培った設計技術と経験を活かし、独自の2輪ステア機構(特許取得済)を開発。3輪ならではの安定感と2輪自転車に近い自然な操縦性を両立しているといいます。アシストモーターはメンテナンス性と耐久性に優れたインホイールモーターを採用。ハンドルのロック機構により停車状態でも自立するほか、前の2輪は地形に合わせてリーンするので、絶えず安定した状態を保つことができます。

 今回、発売されるのは3タイプです。

 まず5月20日に発売されるのは、電動アシスト自転車タイプの「ノスリス」。バッテリーは「標準」モードで走行距離47.4kmを実現しているといいます。価格は税込み(以下同)36万3000円です。

 6月頃に発売となるのは、フル電動タイプの「ノスリス e」です。こちらはミニカー登録で普通免許が必要です。前かごが低い位置にセットされており、20kgまで積載できるとのこと。価格は43万100円です。

 そして7月頃に発売されるのが、新発表となる電動アシスト自転車タイプの「ノスリス カーゴ」です。低い位置に大型の積載スペースを設けた独特の仕様で、約120Lの荷物も載せられるとのこと。3輪全てに機械式のディスクブレーキも採用しているといいます。価格は41万4700円です。