2023年3月28日、航空自衛隊・御前崎分屯基地が全14体の公式マスコットキャラクターをネットで発表しました。その中で、「おまねこ」というキャラクターが、一部愛好家の間で話題となっています。

ケモナーも反応するキャッチーな見た目

 2023年3月28日、航空自衛隊・御前崎分屯基地が全14体の公式マスコットキャラクターを発表しました。その中の「おまねこ」というキャラクターが一部界隈で大きな話題を呼んでいます。


おまねこ、ちなみにオスである!(画像:航空自衛隊 御前崎分屯基地)。

 公式キャラは基地の特色を反映させる目的として、2023年2〜3月上旬にかけて部隊内で募集したそうです。その後、隊員内の投票で公式のメインキャラクターは「カメロン」というキャラクターになりましたが、ほかのキャラたちもSNSでの反響が良かったため、そのまま公式キャラとして使うことに決定します。

 その中でも、基地のある御前崎市のねこ塚をモチーフとして作られた「おまねこ」は、動物(ケモノ)的な要素を持った人型キャラクターを愛好する「ケモナー」と呼ばれる人々に響く設定や、見た目を的確に押さえたキャッチーなキャラとして話題に。急遽、御前崎分屯基地が公式に、同キャラを含めた14キャラの2次創作ガイドラインを作るという展開となりました。

 その後、おまねこの身長を176cmに修正し、わずかに人語を話す設定なども追加。SNSでは「これは明らかに有識者がいる」「ケモナーいる基地じゃん」といった指摘がされるなどしました。

 さらに、4月26日には、動物・獣人・ドラゴンなどケモノジャンルを取り扱う同人イベントである「けもケット」で、おまねこの等身大パネルが広報活動の一環として設置されることが決定。実際に5月6日のイベント当日に置かれ、SNSでは「防衛の拡充って性癖も含まれてるのかよ!?」とツッコミも入りました。

 ちなみに、おまねこの話題に隠れがちですが、ほかのキャラもなかなかクセが強めです。同基地のレーダードームをモチーフとし、公式メインキャラとされているカメロンだけでも、ゆるキャラと思いきや8頭身バージョンのキャラも用意されており、インパクトは絶大です。公式ツイッターでは、イラストと写真を合成して任命式を行う様子も投稿されており、かなりの本気度もうかがえます。ほかのキャラもマッハ5以上で走る生物にカツオを携帯する和服少女など、妙な設定てんこ盛りとなっています。