警察官になりすまして京都市に住む高齢者からキャッシュカードをだまし取ったなどとして、静岡県内の陸上自衛隊に所属する自衛官が逮捕されました。

詐欺の疑いで逮捕されたのは、静岡県御殿場市の陸上自衛隊板妻駐屯地に所属する自衛官の男（26）です。

警察によりますと、自衛官の男は3月6日、警察官になりすまし、京都市南区に住む女性（83）から「受け子」としてキャッシュカードをだまし取り、現金50万円を盗んだ疑いが持たれています。

取り調べに対し、男は「おばあちゃんに自分が警察官だと信用させた」などと供述し、容疑を認めているということです。男はその翌日にもほぼ同じ手口で京都市伏見区に住む男性（83）から80万円をだまし取ったなどとして、すでに逮捕・起訴されています。

板妻駐屯地の駐屯地司令、水野克輝一等陸佐は「被害者の方をはじめご迷惑をおかけした方に対し誠に申し訳なく思います。今後、警察の捜査に全面的に協力するとともに事実関係・関係諸規則等に基づき厳正に対処します」とコメントしています。