なぜアントニオ・コンテ政権は長続きしないのか 元教え子が爆弾発言
イタリアの名将アントニオ・コンテは、なぜ就任したチームで長期政権を築けないのか。
現在53歳のコンテ氏は、2005年に指導者キャリアをスタートさせ、ユヴェントスやチェルシー、インテルなど、さまざまなビッグクラブを指揮。先に名を挙げた3クラブでは、チームを立て直した上でリーグ制覇を成し遂げており、その手腕に対して多くの称賛が浴びせられていた。
しかし、これだけ結果を残しているにもかかわらず、チームでの指揮が長続きしない。ユヴェントスでは3年間、チェルシーとインテルではぞれぞれ2年間……。コンテ氏は昨季半ばに指揮を任されたトッテナムでも志半ば、わずか17ヶ月でチームを去ることとなっている。
「彼はユヴェントスのハンマーだった。ロッカールームで勝利を喜んでいるブッフォンに対して、叱りつけたことを覚えているよ。理由は、我々がセリエAで100ポイントという記録を達成しなければならなかったから。彼が去ったあと、選手たちは息を吹き返し、笑顔を取り戻すことができた。我々は何年も圧力をかけられていたので、生まれ変わったかのように感じたよ」
コンテ氏の厳しさは有名だが、厳しすぎるゆえに選手たちから不満の声があがっていることも、自身の進退に影響しているのかもしれない。ただ、それでもこれまでの実績から引く手数多であることは間違いない。現在は母国イタリア復帰などが噂されているが、はたして。