13残塁、拙攻響く・沖永良部薩南工・河津

<春季九州高校野球鹿児島大会:薩南工3−1沖永良部>◇24日◇1回戦◇鴨池市民

 1回裏、薩南工は2死二塁の場面で4番・松久保 光大(3年)の右越え三塁打、5番・河津 凌(3年)の中前適時打、連続適時打で2点を先取した。

 沖永良部は5回表、2死満塁から5番・坂井 幸太(3年)の右前適時打で1点を返したが、右翼手・小川 祐生(2年)の好返球で二走は本塁タッチアウトとなり、2点目は阻止された。

 薩南工は6回表、2死満塁のピンチをエース河津から2番・永吉 慧成(2年)の継投でしのぐと、その裏、2死二塁から9番・小川が左翼線二塁打を放ち、3点目を挙げた。

 沖永良部は初回から毎回走者を出しながら、得点は5回の1点のみで13残塁を喫した。好機であと一本がなかなか出ず、けん制アウトなどの拙攻が痛かった。

(取材=政 純一郎)