アメリカおよびカナダでは、2月2日にマーモットの一種・グラウンドホッグを用いて春の訪れを予想する天気占い行事を開催します。そのため、2月2日は「グラウンドホッグデー」と呼ばれているのですが、このグラウンドホッグデーのお天気占い結果を1886年分からデータでまとめているサイトが「GROUNDHOG-DAY.com」です。

GROUNDHOG-DAY.com - the leading Groundhog Day data source

https://groundhog-day.com/

グラウンドホッグデーは北アメリカで毎年祝われているイベントで、北米大陸に広く分布するグラウンドホッグの行動から、その年の天気を予想するという行事です。アメリカおよびカナダでは多くの州で大小さまざまなグラウンドホッグデーが開催されており、同行事を題材とした「恋はデジャ・ブ(原題:Groundhog Day)」という映画が公開されるほど知名度の高いイベントです。

伝承では「グラウンドホッグは2月2日に冬眠から目覚め、外に出て自分の影を見ると、驚いて巣穴に戻ってしまう」とされています。そのため、グラウンドホッグが自身の影を見た(2月2日がグラウンドホッグの影ができるような晴天)場合「冬はあと6週間は続く」とされ、グラウンドホッグが影を見ない(2月2日が影ができないような曇りなどの悪天候)場合は「春が間近に迫っている」と占われます。

「GROUNDHOG-DAY.com」には、1886年以降の「グラウンドホッグデー」の占い結果がまとめられています。

GROUNDHOG-DAY.com - the leading Groundhog Day data source

https://groundhog-day.com/



画面上部の「Predictions by year」には年別の天気占いの結果がまとめられています。例えば2022年の場合、グラウンドホッグデーの天気占いは「39 groundhogs agreed, 28 did not(39匹のグラウンドホッグが早い春の到来を予想し、28匹のグラウンドホッグは遅い春の到来を予想)」となっており、全体の予想結果は「Early spring(早い春の訪れ)」でした。



「All years」をクリック。



すると1886年以降の年別の天気占いの結果(Prediction)、グラウンドホッグが早い春の到来と長い冬のどちらを予想したかの票数(Spring : Winter)、予想の一致率(Consensus)、全体の予想数(Total predictions)がチェックできます。あくまでグラウンドホッグデーの予想結果をまとめたサイトであり、実際に「早い春の訪れだったのか」などは不明です。



「Groundhogs」では地域ごとのグラウンドホッグデーの予想結果がまとめられています。「All groundhogs」をクリック。



すると地域別の予想結果をチェック可能。



「Groundhog Map」をクリック。



すると地図上でグラウンドホッグデーの予想結果をチェックできます。



GROUNDHOG-DAY.comの作成者は、海外掲示板のHacker News上で「どのくらい正確に天気を予想できているんでしょうか?」という問いに対して、「予想結果の正確性を検証するには国のさまざまな地域の気象データを年別に取得し、それを過去の予想と比較する必要があります。かなりの量のデータを取得する必要がありますが、それによる見返りはあまりありません」と記しています。