今度は中古のM1A1戦車をゲット。

回収車両や戦車橋などの支援装備も一緒に

　ポーランドは2023年1月4日、アメリカ製のM1A1「エイブラムス」戦車116両を購入するための契約をワルシャワで結びました。


購入契約式典で展示されたアメリカ陸軍のM1戦車（画像：ポーランド国防省）。

　契約締結はブワシュチャク国防大臣が行い、アメリカ軍関係者らも列席したとのこと。今回の契約では、M1A1戦車116両だけでなく、M88A2「ヘラクレス」戦車回収車12両や自走式戦車橋のM1074「ジョイントアサルトブリッジ」8両、M577指揮通信車6両なども含まれるとのこと。ほかにも訓練用シミュレーターやトレーニングパッケージ、兵站システムなども合わせて購入するそうで、総額は約14億ドル（日本円で約1820億円）になるとしています。

　なお、ポーランドは2022年4月にもM1A2 SEPv3「エイブラムス」戦車250両の購入を決めており、今回の契約は追加調達という形になります。なお、配備先は首都ワルシャワに駐屯する第1機甲旅団が予定されています。