“雪”モデルで女性&若年層が増加した「HHKB」、最新モデルのさらなる進化
PFUの小型キーボード「Happy Hacking Keyboard」(HHKB)の愛用者といえば、パソコンに精通した男性がほとんどで、年齢層もやや高め…という傾向がありました。しかし、2021年秋に数量限定で投入した真っ白な「雪モデル」の登場で、女性や若年層のユーザーがグンと増えたことが分かりました。さらに、瞬殺で完売した雪モデルが、この秋に通常販売モデルに昇格し、いつでも買えるように。あわせて、キートップのデザインを変更し、オシャレな印象がさらに高まりました。雪モデルのちょっとした進化を中心に、改めて新しいHHKBをチェックしていきましょう。
真っ白な「雪モデル」が若年層や女性にも注目を集めていることが分かったHHKB。この秋、キートップのデザインを変更し、さらにオシャレな印象が高まった
○「雪モデル」が若年層や女性のハートをわしづかみ
PFUが、毎年恒例のファンイベント「HHKB ユーザーミートアップ」を12月9日に開催。今回も、購入者のユーザー登録情報を基にした2022年のHHKBユーザー属性が公開されました。
2021年と比べて大きく変化したのが「キー配列」「年齢」「性別」の3つ。キー配列は「無刻印」の比率が上昇しました。日本語配列の無刻印キートップを2022年5月から販売開始したことが、「無刻印に挑戦したいけど日本語配列だから…」というユーザーの購買を誘ったとみられます。
2021年(左)と比べ、2022年(右)は無刻印の比率が14%にまで高まった。日本語配列の無刻印キートップの販売を開始したことが要因とみられる
もっとも大きな変化が、ユーザーの年齢層と性別の分布です。年齢層は、これまで大きな割合を占めていたのが40代と50代、60代でしたが、2022年は20代と30代が増加して若返りしました。さらに、性別は女性の比率がアップ。雪モデルの登場が、若年層や女性に響いたと分析しています。
2022年は、2021年と比べて40代、50代、60代の割合が減り、30代以下の若年層の比率がグンと高まった
女性の利用者は2021年の3.5%から4.7%に増加。ただ、これは10月までのデータなので、雪モデルがカタログモデルになったことで通年ではさらに増加しそうだ
雪モデルは、2022年10月に定番モデル化して希望すればいつでも購入できるできるようになったことから、これからさらに若年層や女性の購入比率が増えそうです。
○刻印の変更で見た目の印象が結構変わった新しい「雪」
2022年10月に登場した新しい雪モデルは、新デザインのキートップを採用してリニューアルしています。これまでのモデルは、キートップの左上に視認性の高いフォントで刻印がなされていましたが、新しいモデルでは刻印が中央に移動し、フォントサイズや太さもひとまわりスリムになっています。また、左右の機能キーの刻印は左右両端に寄せられました。
文字で書くと変化はそれほど大きくないと思いがちですが、実際に見てみると「変わったなぁ」「HHKBもだいぶオシャレになった」と感じさせます。
○英語配列/白モデル(刻印あり)
刻印ありの白モデル。HHKBといえばこの見た目、という人も多いだろう
左右の機能キーはグレーで色分けされている。この色分けがよいと感じている人も多い
○英語配列/雪モデル(刻印あり、数量限定販売モデル)
2021年に数量限定で登場した雪モデル。機能キーを含め、すべて明るいホワイトカラーにまとめられた点が話題を呼び、販売開始から“瞬殺”で完売した
キートップの刻印は白モデルと同じ
○英語配列/雪モデル(刻印あり、リニューアルモデル)
2022年秋に定番モデルになった新しい雪モデル。キートップの刻印のデザインが変更され、オシャレな印象になった
キートップの刻印が変わったことで、優しい印象に変わっている。機能キーの表記は、頭文字が従来の大文字から小文字になるなど細かな変化も
○無刻印/雪モデル(英語配列)
無刻印キートップを装着した無刻印/雪モデル。HHKBなどのロゴもあえてプリントしておらず、まさに真っ白な仕上がりだ
無刻印なので当然刻印はなし。HHKBなどのロゴもあえてプリントしていない
ちなみに、新しいデザインのキートップセットは英語配列(6,600円)、日本語配列(7,590円)ともに販売しているので、使い慣れたHHKBを愛用している人はキートップを交換して新しい雰囲気に浸るのもアリです。
ひたすら真っ白になるのが魅力的な無刻印の雪モデルですが、「一部のキーはブラインドタッチできないので、すべて無刻印だと不安…」という人もいるはず。そのような人は、無刻印の雪モデルと一緒に刻印ありのキートップセットを購入し、「数字の列だけは刻印ありに」「右下の記号が固まっているあたりは刻印ありに」と、自身のタイピングのスキルに合わせてカスタマイズするのも有効。多少出費はかさんでしまいますが、世界で1台の自分に合ったHHKBを作り上げるのもよいでしょう。
無刻印モデルの一部のキーを刻印ありにした例。ブラインドタッチに慣れていったら、無刻印のキーをどんどん拡大していくのも面白い
○「雪モデル」が若年層や女性のハートをわしづかみ
PFUが、毎年恒例のファンイベント「HHKB ユーザーミートアップ」を12月9日に開催。今回も、購入者のユーザー登録情報を基にした2022年のHHKBユーザー属性が公開されました。
2021年と比べて大きく変化したのが「キー配列」「年齢」「性別」の3つ。キー配列は「無刻印」の比率が上昇しました。日本語配列の無刻印キートップを2022年5月から販売開始したことが、「無刻印に挑戦したいけど日本語配列だから…」というユーザーの購買を誘ったとみられます。
2021年(左)と比べ、2022年(右)は無刻印の比率が14%にまで高まった。日本語配列の無刻印キートップの販売を開始したことが要因とみられる
もっとも大きな変化が、ユーザーの年齢層と性別の分布です。年齢層は、これまで大きな割合を占めていたのが40代と50代、60代でしたが、2022年は20代と30代が増加して若返りしました。さらに、性別は女性の比率がアップ。雪モデルの登場が、若年層や女性に響いたと分析しています。
2022年は、2021年と比べて40代、50代、60代の割合が減り、30代以下の若年層の比率がグンと高まった
女性の利用者は2021年の3.5%から4.7%に増加。ただ、これは10月までのデータなので、雪モデルがカタログモデルになったことで通年ではさらに増加しそうだ
雪モデルは、2022年10月に定番モデル化して希望すればいつでも購入できるできるようになったことから、これからさらに若年層や女性の購入比率が増えそうです。
○刻印の変更で見た目の印象が結構変わった新しい「雪」
2022年10月に登場した新しい雪モデルは、新デザインのキートップを採用してリニューアルしています。これまでのモデルは、キートップの左上に視認性の高いフォントで刻印がなされていましたが、新しいモデルでは刻印が中央に移動し、フォントサイズや太さもひとまわりスリムになっています。また、左右の機能キーの刻印は左右両端に寄せられました。
文字で書くと変化はそれほど大きくないと思いがちですが、実際に見てみると「変わったなぁ」「HHKBもだいぶオシャレになった」と感じさせます。
○英語配列/白モデル(刻印あり)
刻印ありの白モデル。HHKBといえばこの見た目、という人も多いだろう
左右の機能キーはグレーで色分けされている。この色分けがよいと感じている人も多い
○英語配列/雪モデル(刻印あり、数量限定販売モデル)
2021年に数量限定で登場した雪モデル。機能キーを含め、すべて明るいホワイトカラーにまとめられた点が話題を呼び、販売開始から“瞬殺”で完売した
キートップの刻印は白モデルと同じ
○英語配列/雪モデル(刻印あり、リニューアルモデル)
2022年秋に定番モデルになった新しい雪モデル。キートップの刻印のデザインが変更され、オシャレな印象になった
キートップの刻印が変わったことで、優しい印象に変わっている。機能キーの表記は、頭文字が従来の大文字から小文字になるなど細かな変化も
○無刻印/雪モデル(英語配列)
無刻印キートップを装着した無刻印/雪モデル。HHKBなどのロゴもあえてプリントしておらず、まさに真っ白な仕上がりだ
無刻印なので当然刻印はなし。HHKBなどのロゴもあえてプリントしていない
ちなみに、新しいデザインのキートップセットは英語配列(6,600円)、日本語配列(7,590円)ともに販売しているので、使い慣れたHHKBを愛用している人はキートップを交換して新しい雰囲気に浸るのもアリです。
ひたすら真っ白になるのが魅力的な無刻印の雪モデルですが、「一部のキーはブラインドタッチできないので、すべて無刻印だと不安…」という人もいるはず。そのような人は、無刻印の雪モデルと一緒に刻印ありのキートップセットを購入し、「数字の列だけは刻印ありに」「右下の記号が固まっているあたりは刻印ありに」と、自身のタイピングのスキルに合わせてカスタマイズするのも有効。多少出費はかさんでしまいますが、世界で1台の自分に合ったHHKBを作り上げるのもよいでしょう。
無刻印モデルの一部のキーを刻印ありにした例。ブラインドタッチに慣れていったら、無刻印のキーをどんどん拡大していくのも面白い