ヴァレンティノのバッグを持つキャシー・ヒルトン(写真:REX/アフロ)

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パリス・ヒルトンの母で女優のキャシー・ヒルトン(63)が、礼儀を欠いた非常識な行動で激しい非難を浴びていると、Daily Mailなどが報じている。

12月6日、優れたエンタテインメントコンテンツを称える「ピープルズ・チョイス・アワード」の受賞式が行われた。「Drama TV Star of 2022」に選ばれたのは、『Law&Order:性犯罪特捜班』に主演するマリシュカ・ハージティ(58)だった。

ニューヨーク市警で性犯罪や児童虐待などを専門に扱うユニット「Special Victims Unit(SVU)」の活躍を描く同作は、1999年の放映開始以来24シーズンを数える大人気長寿ドラマだ。第1話からオリヴィア・ベンソン刑事役で主演し続けているハージティの元には、実際に性的虐待で苦しむ人々から相談の手紙が数多く寄せられるという。

ハージティは受賞スピーチで、「私がこの賞を愛してやまないのは、とても大切な2つの言葉が含まれているからです」と前置きし、「もちろん、最初の言葉はピープル。あらゆる起源、あらゆる民族、あらゆる信条、全ての性別とアイデンティティの人々。全てが混ざり合い、人類は輝くのです。そして……」と、彼女が二つ目の言葉「チョイス(選択)」について言及しようとしたその時だった。

壇上にプレゼンターとして残り、ハージティの斜め後ろに立っていたキャシー・ヒルトンが、脇に抱えていたヴァレンティノのバッグを開けて口紅を取り出し、突如メーク直しを始めたのだ。立ち位置が受賞者とあまりに近かったため、テレビカメラに一部始終が捉えられ、全米に放映されてしまった。

Twitterには、授賞式を見ていた人々からヒルトンの無礼な行いを非難する投稿が激増している。

《なんて無礼なんだ、キャシー・ヒルトン。私も、他の全ての視聴者もマリスカの受賞スピーチの最中にあんたが口紅を塗ってため息をつくのを見ていた。これ以上の自己中心的行いはない。恥を知れ》
《見ていて本当に気分が悪かった。金持ちで、失礼で、非常識》
《品格はお金じゃ買えないということがよくわかった。マリシュカの感動的なスピーチの後ろで口紅を塗り直すなんてね》
《そもそも、なぜキャシー・ヒルトンはステージにバッグを持って上がったんだ? そこからしておかしい》

ヒルトンは、億万長者の妻たちが桁外れな贅沢ライフを送りながらマウンティングに明け暮れるリアリティ番組『The Real Housewives of Beverly Hills』に出演中だ。