こむら返り予防の「ルーティン」とは? 血流改善、効果的な栄養素を学ぼう
突然ですが、皆さんは寝ている最中に急に足がつって目が覚めた、なんて経験はありませんか?
足がつる、いわゆるこむら返りは多くの人が経験したことがあるのではないでしょうか。
今回は、そんなこむら返りを普段から予防するための方法について、鍼灸治療や和漢診療などを専門とするmeilong代表・石川美絵先生にお話を聞きました。
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そもそもこむら返りというのは、筋肉が伸縮バランスを崩してしまうことでふくらはぎに起きる筋肉のけいれんのことをさします。
そして主な原因は、筋肉の疲労やカルシウム、マグネシウム、カリウムと言ったミネラルの不足、あとは血行不良や冷えになります。
循環が悪いと筋肉にも運ばれないため、ふくらはぎがつることになります。
ふくらはぎは第2の心臓と呼ばれるように、循環させるために大事なポンプのような役割を果たすため、普段からマッサージをすることが予防策として効果的かと思います。
また、デスクワーク中に足つぼマットをひいたり、家の中で足つぼつきのスリッパをはいて、足裏に刺激を与えて血流をよくするのもおすすめです。
あとは食事面においても、カルシウム、マグネシウム、カリウムを意識的にとることが大切です。
具体的には、ほうれん草、ひじき、わかめ、納豆、豆腐、海藻などですね。
特にマグネシウムは、血圧を改善したり、心不全・心筋梗塞を予防する効果もあり、循環器疾患のリスクを防ぐ役割もあるため、かなり重要な栄養素なんです。
ただ、毎日の食事の中でこれらの食材を一定量とることはなかなか難しい部分でもあります。
そのため、これらをサプリメントでおぎなうことももちろん有効です。ただ、一つ注意して欲しいのは、吸収を疎外してしまわないように、マグネシウムと同時に鉄・ビタミンEを摂取するのは避けるという点です。
朝にマグネシウムを摂取した場合、少し時間を開けて鉄(同時摂取はお腹下す人がいます。)、8時間以上空けてビタミンEを摂取してください。
鉄とビタミンEは8時間以上空けることがポイントです。
こむら返りを予防するために、是非栄養素を効果的に摂取したり、こまめに血行を良くする動きを行ってみてくださいね。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。
meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)
大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。
世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。
千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。