6年の歴史に幕 2代目「NSX」最終生産車ラインオフ ホンダ・アキュラ
2代目はアメリカ生まれだったんですよね。
和製スーパーカーも生産終了へ
アメリカン・ホンダモーターは2022年11月17日、別ブランド「アキュラ」の公式ツイッターで、「NSX タイプS」の量産最終号車が完成したことを明らかにしました。
「NSX タイプS」の量産最終号車。傍らには「シリアル・ナンバー 350/350」の文字が見える(画像:アキュラ)。
NSXは、初代モデルがバブル景気真っただ中の1990(平成2)年、世界に通用するホンダの“顔”となるスポーツカーとして発売されたモデルで、800万円強の価格ながら当時、大人気を博しました。その後、2006(平成18)年に販売が終了し、10年の空白期間を経て2016(平成28)「年に登場したのが現行の2代目モデルです。
3モーターハイブリッドを採用し、「新時代のスーパースポーツ体験を提案したモデル」という2代目はアメリカで生産され、日本にも輸入されています。とはいえ、ホンダの見直しなどにより2021年8月に、新モデル「タイプS」を公開するとともに、このモデルの生産を持って歴史に幕を閉じることを発表。多くのファンから惜しむ声を集めていました。
2代目NSXシリーズは、オハイオ州メアリズビルにある専用工場「Performance Manufacturing Center」通称「PMC」と呼ばれるところで、生産されていました。ここで働くのは優れた技能を持つ人たちであり、一連の写真のなかには、最後の生産車であるNSX タイプSの350号車とともに笑顔で写るものもアップされていました。