台湾の水際対策緩和 団体旅行客の受け入れ再開 未明に第1陣が到着

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(桃園空港中央社)台湾は13日、新型コロナウイルスの水際対策を緩和した。団体旅行客の受け入れが再開され、未明には第1陣としてタイから2組45人が桃園国際空港に到着。交通部(交通省)観光局の張錫聡(ちょうしゃくそう)局長や中央感染症指揮センターの王必勝(おうひっしょう)指揮官らが出迎えた。

再開後初となった団体旅行客を乗せたのは、タイ・ドンムアン発のタイガーエア台湾(台湾虎航)便。午前0時16分の到着後、マスクや観光局のキャラクター「オーション」(喔熊)のグッズなどが乗客に手渡された。

張氏は、新型コロナが2年半近く台湾観光に影響を与え、海外旅行はほぼ中断していたと指摘。団体旅行が再開されたことについて、再生と再建のチャンスだと語った。

旅行関連のウェブメディアを運営する女性は、美少女戦士セーラームーンの衣装を着て訪台。「台湾で遊ぶことができてうれしい」と語った。

到着便にはタイから帰国した台湾人観光客も搭乗。友人15人と4泊5日の旅を楽しんだ王さんは、新型コロナが早く収束し、正常な生活に戻ってほしいと話した。

(呉睿麒/編集:齊藤啓介)