フォントワークスは、テレビ朝日のオリジナルフォント「テレ朝UD」を開発したと発表した。

テレ朝UD

テレ朝UDは、テレビ朝日の長年の経験に基づくテレビテロップの知見と強いこだわりを、フォントワークスの技術で実現したオリジナルフォント。多様化が進む「デジタル映像メディア」の時代に合わせて、テレビ放送だけでなく、スマートフォン・タブレット端末など様々な画面サイズで文字の視認性を実現したという。

ベースとなっているのはフォントワークスの「UD角ゴ_ラージ」。UD=ユニバーサルデザインの特性を活かし、テレビ朝日がデザインしたプロトタイプからフォントデータを作成した。

シンプルで見やすい文字を目指し、字形を調整した

報道情報番組のフォントとして、視認性の向上にそぐわないと判断した「表現」を徹底的に排除。文字の見分けやすさを最優先に、ひらがな・カタカナ・数字・アルファベット・記号のいずれにおいても、シンプルで見やすい文字を追求した。

数字やアルファベットを太くし、漢字と同じサイズとした

画数の多い漢字と逆にそれが少ない英数字が混在することによる濃淡の問題を解消するため、漢字と英数字のサイズを対等に設定。報道分野でとりわけ重要な情報である数字は、フラットかつ均一な読みやすさとするため特に検討を重ねた。

デジタルメディア向けに数字を設計

なお、テレ朝UDは2022年10⽉から8つの番組で使われる。

テレ朝UDが使われる番組ロゴ一覧