家を買うとき、建てるとき。間取りを入念にチェックしたり、綿密にプランしたりしたのに、実際に住んでみると不便なところが見つかることもあります。日刊住まいライターの場合は、「ここに照明があったら」と日々感じることに。そこで、目をつけたのがセンサーライト。便利な活用方法を紹介します。

センサーライトを設置したら便利だった場所

8年前、30代半ばで建売住宅を購入した筆者。この家には夫婦で暮らしています。住み続けているなかで、利便性や安全のためにも「ここに照明があれば」と思うシーンが出てきました。そこで、動いている人を感知して照明が点灯するセンサーライトを活用することに。

 

●寝室の近くに

夜なって使う動線上に欲しかったのが、階段の照明です。もともと、2階寝室から出てすぐの場所に照明スイッチがありますが、暗闇の中で転倒しないように気をつけながら手探りで探す必要があります。これでは、照明をサッとつけられません。

そこで、寝室を出てすぐの階段そばに、人感センサーつきのライトを設置しました。これで、夜中のトイレの際も安心。

 

センサーライトはフットライトを選び、廊下の足元のコンセントに差しています。足を差し出せば自動でライトがつくので、とても便利になりました。

夜中はもちろん、真っ暗な冬の早朝もとても快適に。朝いちばんのお弁当づくりまでに感じる「小さいけれど、毎日感じるストレス」から解放されました。

 

●階段や廊下などの動線に

さらに、階段を下りたところの1階の廊下にも、同じセンサーライトをつけています。荷物で両手がふさがっていても、自動でライトがつくので、夜間の移動がとてもラクになりました。

 

●玄関に

玄関にも設置して、外から帰ってきてドアの前に立つとライトが点灯するようにしています。じつは、筆者宅の玄関ドアは窓つき。この窓の延長線上の壁にセンサーライトをつけることで、窓を介して人の気配を感知。筆者が外にいても、玄関前に立てばライトが点灯します。

おかげで、玄関灯をつけていなかったときでも鍵のあけ閉めが簡単。防犯の面からも安心できます。

 

●クローゼット内に

クローゼットの中に照明があると、とても便利。夜、洋服を片づけたり、取り出したりするのが断然やりやすくなります。わが家のクローゼットの中にはコンセントがないため、両面テープで電池式のセンサーライトを設置しました。

 

飾り用ライトでインテリアを楽しむ

利便性を考慮してだけではなく、お部屋時間を楽しむ癒やしアイテムとしてもライトは大活躍しています。たとえばこちらは暗闇でしかつかないライト。部屋を暗くすると、ハートが浮かび上がってとてもかわいいです。

 

こちらはセンサーライトではないのですが、こんな楽しみ方もありという一例をついでにご紹介。ひも状につながっている小さなLEDを、ガラスビンに入れて部屋のインテリアのアクセントにしています。こちらはIKEAで購入したもの。

 

コンセント式と電池式、どっちを選ぶ?

センサーライトには、コンセント式と電池式があります。つけたい位置にコンセントがあるなら、電池式よりコンセント式が圧倒的に便利です。

筆者の場合、電池は充電式のものを使っています。定期的に充電が必要になるので、選べるなら、コンセントに差しっぱなしにできるものの方が手間がかかりません。

必要な場所に明かりがつくと、生活が快適になりました。インテリアのアクセントにもなります。いろんな場所で、センサーライトを活用してみてはいかがでしょうか。

※照明の取りつけは、必ず取扱説明書に従って行ってください。コンセントタイプの照明器具の近くに可燃物を置いたり、器具を布や紙などでおおったりしないでください