●Zen 3版のRyzen TP、圧巻の64コア/128スレッド

○Ryzen Threadripper ProもZen 3ベースに

AMDから、ワークステーション向けの新型CPU「Ryzen Threadripper Pro 5000WX」シリーズが登場、「5995WX」「5975WX」「5965WX」の3モデルの発売が開始された。これは、最大64コア/128スレッドという超強力なCPU。価格は、5995WXが1,036,000円前後、5975WXが527,000円前後、5965WXが380,000円前後。

AMDの「Ryzen Threadripper Pro 5000WX」。ワークステーション向けもZen 3に

従来シリーズ「3000WX」がZen 2ベースだったのに対し、5000WXはZen 3ベースになったのが大きな違い。Zen 3は2020年11月にデスクトップ向けに投入されており、「ようやく」感があるものの、Zen 3による性能の向上が期待できる。ベンチマーク記事も掲載されているので、性能についてはそちらを参照して欲しい。

・【レビュー】「Ryzen Threadripper PRO 5995WX」を試す - Zen 3ベースに進化、64コア128スレッドな超メニーコアCPUの実力

https://news.mynavi.jp/article/20220810-2422493/

○Ryzen Threadripper Pro向けマザーも

ASRockの「WRX80 Creator」は、Ryzen Threadripper Proに対応するクリエイター向けのマザーボードだ。サーバーグレードの14層基板を採用。Intelの10GbEをデュアル搭載するほか、Thunderbolt 4にも対応する。拡張スロットは、フル帯域のPCI Express 4.0 x16を5つ備えた(残りの2つはx8帯域)。価格は165,000円前後。

ASRockの「WRX80 Creator」。デュアルファン内蔵のVRMヒートシンクを搭載する

Thunderbolt 4/USB4を2ポート搭載。トリプル有線LANに加え、無線LANも備える

○3種類の出力端子を備えたGTX 1630カード

ASUSの「PH-GTX1630-4G」は、冷却性と耐久性に優れる同社独自の「Axial-tech」ファンを搭載したGeForce GTX 1630グラフィックスカード。DisplayPort、HDMI、DVIと3種類の出力端子を備え、汎用性が高い。カードは長さ174mm、2スロット厚と、コンパクトで使いやすいだろう。価格は21,000円前後。

ASUSの「PH-GTX1630-4G」。Axial-techファンはバリアリングが大きな特徴だ

DisplayPort、HDMI、DVIと、3種類の映像出力に対応する。補助電源は不要だ

●SFっぽいオープンフレームなど新型PCケース

○Define 7/Meshify 2に待望のミニタワー

Fractal Designの定番ケース「Define 7」「Meshify 2」シリーズに、ミニタワー版が登場した。それぞれ、microATX用の「Mini」と、Mini-ITX用の「Nano」があり、サイドパネルやカラーが違う計8モデルがラインナップ。コンパクトながら、ハイエンド構成に対応する。価格は、Miniが20,500円前後、Nanoが18,500円前後。

Fractal Designの「Define 7 Mini/Nano」。特徴を引き継ぎつつ小型化した

こちらは「Meshify 2 Mini/Nano」。前面がメッシュでエアフローに優れる

Define 7 Mini/Nanoは、スタイリッシュな外観と優れた静音性を備えたモデル。カラーはブラックのみで、スチール/強化ガラスのバリエーションがある。Meshify 2 Mini/Nanoは、同様のシャーシを採用しつつ、エアフローを重視したモデル。こちらは、ブラック/ホワイトのカラバリが用意されている。

○SFっぽい外観のオープンフレームケース

JONSBOの「MOD5 Gray」は、12cmファンを最大9個も搭載可能というオープンフレームケース。フロントとボトムは36cmラジエータにも対応しており、ハイエンドPCの構築が可能だ。メカっぽいデザインも非常にユニークで、装甲のようなアルミパネルと、強化ガラスを備えた。オリオスペックでの価格は73,590円。

JONSBOの「MOD5 Gray」。ATXマザーボードに対応し、斜めに搭載するスタイル

レイアウトが分かりにくいが、ファン/ラジエータと電源はこのように搭載する

フロントにも強化ガラスを搭載。ボトム側にはI/Oポートが用意されている

システムの構築例。なお、ファンは全てオプションで、標準では付属しない

またJONSBOのサブブランドであるJONSPLUSからは、三角柱のようなデザインが特徴的なMini-ITXケース「BO 102」も新登場。高さ59.5cmのタワー内部はトリプルチャンバー構造になっており、各面に(1)マザーボードとATX電源、(2)グラフィックスカードとストレージ、(3)ラジエータを格納可能だ。オリオスペックでの価格は65,780円。

JONSPLUSの「BO 102」。3つの面がチャンバーで、それぞれパーツを格納する

ボトムの20cmファンで内部を冷却する。ラジエータは最長36cmに対応可能だ

○グリーン/パープルもあるアルミケース

アビー(コンピューケース・ジャパン)の「AS Enclosure W1A」は、フルアルミ製のmicroATXケースだ。フロントには吸気用の長いスリットが開けられており、24cmラジエータの搭載も可能。内部はデュアルチャンバー構造で、電源はSFX-Lに対応する。シルバー、ブラック、グリーン、パープルの4色を備え、ツクモでの価格は39,800円。

アビーの「AS Enclosure W1A」。アビーらしくカラバリが豊富なケースだ

リア側から見ると、左右のデュアルチャンバー構造であることが分かる

●キー交換が特徴のNZXT製ゲーミングキーボード

○キースイッチまで交換できるキーボード

NZXTの「Function」は、カスタマイズ性の高いゲーミングキーボード。キースイッチはGateronの赤軸が搭載されているが、付属の取り外し器具を使って交換が可能だ。キーはUS配列のみで、カラーはブラックとホワイトの2色を用意。価格は、フルサイズ版が22,000円前後、テンキーレス版が20,000円前後、テンキーレスミニ版が18,500円前後。

NZXTの「Function」。キースイッチはCherry MXに互換性があり、交換に対応

薄型アルミボディを採用。付属のパームレストはマグネットで着脱可能だ

これはテンキーレス版。横幅は442.0mm→361.7mmへと、大幅にコンパクト化

さらに小さいテンキーレスミニ版も。一部のキーを省略し、横幅は338.5mmに

○大判サイズのレザー調マウスパッド

上海問屋にて、「大判レザー調マウスパッド」が新発売。40×80cmという大判サイズのマウスパッドになっており、表面のPUレザーが高級感を演出、落ち着いた雰囲気のデスクを構築できる。撥水性に優れており、水をこぼしても安心だ。カラーはブラック(DN-916171)とネイビー(DN-916172)があり、価格は1,480円。

上海問屋「大判レザー調マウスパッド」の利用イメージ。とにかく広い

こちらはネイビー版。通常のブラックとはまた違った雰囲気が楽しめる