新庄監督(写真:アフロ)

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プロ野球日ハムの「ビッグボス」新庄剛志監督(50)が2022年8月22日までにインスタグラムのストーリーを更新。球団OBで野球解説者・岩本勉氏(51)の投手陣、バッテリーコーチへの指摘に対して自身の考えを明らかにした。

「バッテリーコーチは毎日誰よりも早く球場に入り...」

岩本氏は8月21日にユーチューブチャンネルを更新し、同日にペイペイドームで行われた日ハム対ソフトバンク戦を解説。試合は日ハム投手陣がソフトバンク打線に計4本の本塁打を浴び1−5で黒星を喫した。

日ハム先発・加藤貴之投手(30)が2回にデスパイネ選手(36)にソロ本塁打を許し、3回には野村勇選手(25)に2ランを浴びた。6回には柳田悠岐選手(33)にソロ本塁打を許し計3本塁打で4点を失った。8回には2番手・井口和朋投手(28)が野村選手にソロ本塁打を浴び全ての失点が本塁打だった。

動画の中で岩本氏は「(加藤投手が)1試合に(本塁打を)3本食らうというのはピッチャーだけじゃなくてバッテリーがしっかり反省しなくちゃいけない。バッテリーコーチ、ピッチングコーチは絶対にミーティングをしてほしい。意識革命のなかでこういう痛手は避けることが出来るから」との私見を述べた。

新庄監督は当該箇所の動画を添付し、「バッテリーコーチは毎日誰よりも早く球場に入りデーター映像を擦り切れるまで見て努力してます 今日加藤君は4本ホームラン打たれたけど、シーズン通して防御率はかなりいい数字を出してましたがこんな日もある!!」とのコメントを張り付けた。

岩本氏は3回に野村に打たれた2ランが「重かった」と指摘。そして以降の加藤の投球内容を振り返り持論を展開した。

「対策が不足していたと言われてもしょうがないと思う」

「球数が7回を投げ切って87球は完全に完投ペース。それで無四球。いかにベースの上で勝負しているかということ。ベースの上で勝負してそれが芯に乗って角度がついたらホームランが出やすい球場ではこういうことが起きる」

さらに「傾向はある。傾向があるということは、今度は対策でしょう。この対策が不足していたと言われてもしょうがないと思う。なのでピッチングコーチ、バッテリーコーチ、ピッチャー、キャッチャー、当事者だけじゃなくてホームランを食らわないためにはどうするべきなのかをミーティングと共にしっかり準備出来るバッテリーであってほしい」と続けた。

岩本氏は新庄監督と同級生で現役時代、共に日ハムでプレーした仲。以前から自身のユーチューブ動画で「日ハムと同じ船に乗っている」と公言するほどチームを鼓舞してきたが、この日は投手陣への苦言を連発させた。

岩本氏は「6回のあの1発は防げるではなくて防ぐべきだと思う。そして8回に井口が出てきてまたパカーンと。言い方悪いが余計な1発なのよ。試合を決めたもんね。今日ファイターズの失点はすべてホームラン。ソロ、ツーラン、ソロ、ソロ。これじゃお手上げやね」と厳しい論調で解説した。