写真=柳俊太郎(C)糸井のぞ/新潮社・「最果てから、徒歩 5 分」製作委員会 2022

 柳俊太郎が、10月1日スタートのBSテレ東・土曜ドラマ9枠『最果てから、徒歩5分』に出演する。岡田結実が主演を務めるドラマで、柳は、自殺の名所から徒歩5分にあるオーベルジュ・ギルダで働く従業員役を演じる。※柳俊太郎の「柳」は、正しくは木へんに夘。

 「生きること」も「死ぬこと」もできず、自殺の名所『志手の岬』から徒歩5分にあるオーベルジュ・ギルダを訪れた幸田すもも(岡田結実)。店主の夕雨子の言葉を受け、店員の息吹やシェフの膳と共に、住み込みで働くことになる。最果ての地のオーベルジュだけに、訪れる客はそれぞれに事情を抱えている。

 『不倫報道でバッシングされている女優』『定年退職した日に離婚を突き付けられた男』――彼らは滞在を通して“生きること”に気がつき、再生してゆく。その様子を目の当たりにし、すももの心境にも変化が生まれる。しかし彼女は、夕雨子の秘密を知り…。崖っぷちのオーベルジュで紡がれる、悲劇と喜劇のヒューマンドラマだ。

 柳俊太郎は、“オーベルジュ・ギルダ”の従業員・是枝息吹役。元ホストという過去を持つ役どころだ。

 柳は「後々明かされてはいきますが彼にも色々な過去があり、ただそれをあまり感じさせない軽いノリの人物です。自分がこの息吹という人物を過去も考えて演じたらどういうキャラクターになるのか、とても楽しみにしています」と期待を膨らませる。

 柳は、09年「MEN’S NON-NO」オーディションにて、モデルグランプリを受賞。その後、パリコレやミラノコレクションに出演。12年に俳優デビュー。世界190カ国に配信された NETFLIX「今際の国のアリス」をはじめ、映画やドラマで話題作に続々出演。現在は日本テレビ「新・信長公記〜クラスメイトは戦国武将〜」竹中重治役でレギュラー出演、BS-TBS「あなたはだんだん欲しくなる」穂村伸役でメイン出演中だ。

 そんな彼がどのように演じるのか。「まだ撮影はこれからですが、息吹という人物を自分が演じた時にどういう姿となり、皆様にどう映るのか、楽しみにして頂ければと思います」と呼び掛けた。

■柳俊太郎:コメント

――ドラマ「最果てから、徒歩5分」のオファーを受けた時のお気持ちをお聞かせください。

 このお話を頂いた時、この作品は生きる事と死ぬ事、そして人との出逢いにフォーカスをあてた作品でありながら、わりと軽快なリズムの会話だったり個性的なキャラクター達が登場したり、登場人物それぞれの人生がある一つのオーベルジュでの出逢いによって色々な形に変わっていく様がとても不思議な世界観で描かれている面白い作品だなと感じました。

――台本を読んだ感想、役を演じるにあたっての意気込みをお聞かせください。

 自分が演じる息吹はそのオーベルジュ・ギルダで働く従業員で、元ホストという過去を持つ人物です。

 後々明かされてはいきますが彼にも色々な過去があり、ただそれをあまり感じさせない軽いノリの人物です。

 自分がこの息吹という人物を過去も考えて演じたらどういうキャラクターになるのか、とても楽しみにしています。

――視聴者の皆様へのメッセージをお願いいたします。

 このドラマを見ている視聴者の皆様はそれぞれの見方や感じ方をすると思います。

 皆様それぞれ色々な過去を抱えて生きてきて、またこれからの人生を考えていく。

 その中でこのドラマが皆様にどう伝わってどう活きてくるのか。僕自身とても興味があります。

 まだ撮影はこれからですが、息吹という人物を自分が演じた時にどういう姿となり、皆様にどう映るのか、楽しみにして頂ければと思います。