広島・野間峻祥 (C)Kyodo News

写真拡大

○ 広島 4 − 1 ヤクルト ●

<17回戦・マツダスタジアム>

 連勝の広島は、首位・ヤクルト戦2カード連続の勝ち越し。残る借金は「4」となった。

 絶好調のリードオフマンが打線を勢いづけた。広島は初回、1番・野間の右前打を口火に一死一、二塁の好機を作ると、4番に入った西川の右前適時打で先制。続く坂倉の一ゴロの間に、三走・秋山が2点目となるホームを踏んだ。

 2回は二死三塁で野間が適時二塁打を右中間へ運び3点目。好調な野手キャプテンは2打席連続安打で8月3日のDeNA戦(横浜)から6試合連続マルチ安打とした。4回は7番・小園が6号ソロを右翼席へ運び4点目。試合の主導権をガッチリとつかんだ。

 先発の九里は初回からピンチの連続。それでも要所で踏ん張り、6回までに5安打3四球を許しながらもゼロを並べた。4点リードの8回に3番手・ターリーが1点を返されたが、3点リードの9回は守護神・栗林が21セーブ目(0勝1敗)締め。九里は5勝目(7敗)を挙げ、先発での白星は6月2日の日本ハム戦(マツダスタジアム)以来となった。

 九里とともにお立ち台に上がった野間は、2回の適時二塁打について「(九里)亜蓮さんが踏ん張ってくれていましたし、1点でも多く取れたらと思っていたので打ててよかったです」とコメント。この日は3打数2安打1打点で打率は.330にアップ。打撃好調の理由を問われると「チームが勝つために必死でやってるだけです」と話した。