<AIG女子オープン 最終日◇7日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>
これまで2度やられていた大舞台をようやく笑顔で終えることができた。堀琴音は1イーグル・2バーディ・2ボギーの「69」でフィニッシュ。スコアを2つ伸ばしてトータル3アンダーとし、目標としていたトップ10にこそ入れなかったものの15位タイと納得の順位で4日間を終えた。
「初日くらい風が強かった」というコンディションというなかでのスタートだったが、「バーディ獲りたいねとコーチと話していました」という5番でいきなり魅せる。ピンまで230ヤードという2打目を5番ユーティリティで2メートルにつけてイーグルを奪取。「バーディじゃなくてイーグル。大きかったですね」と流れを作ると、その後は終盤に連続バーディを奪うなどパープレーにまとめてホールアウト。「アンダーパーで上がりたかったので、それは良かった」と笑顔で72ホール目を後にした。
成長したことを感じ、またさらに現在進行形で成長できた一週間だった。「技術的にぜんぶレベルアップしたなと思いますが、一番はショットの力。悪いときもあったけれど、前の良い時よりも今のほうがレベルアップしていると思うし、やっぱり悪いときにいろんなところに外したので、こっちにきてアプローチも少し上達したかなーって思えた。まずは決勝ラウンドに残れたことが一番成長したなと思える」。そして「この4日間だけでも、初日よりレベルアップしたかな。風に慣れてきたかなというか。少し自信になったかなと思う」と実りある戦いだった。
初シード獲得、そして大スランプを経て復活した堀。久々の海外メジャーは、再訪したいと思わせるには十分すぎるほどだった。「ぜひメジャーは来てみたい。楽しかったし。とくに今年はミュアフィールドだったんで特別。ずっと1週間堪能しました」と来季の海外メジャー出場を示唆した。
この後はすぐに帰国して8月12日(金)から始まる「NEC軽井沢72ゴルフトーナメント」に出場する。「とても自信になったので、日本に帰っても後半戦、1、2勝とできるように頑張りたい」。英国での手ごたえを手土産に、次なるタイトルを目指していく。

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