無事に届いて一安心(撮影:福田文平)

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<AIG女子オープン 事前情報◇3日◇ミュアフィールド(スコットランド)◇6680ヤード・パー71>

1週間半かけて、キャディバッグが手元にきた! 東北福祉大2年のアマチュア・橋本美月が、メジャー大会2戦目の前日に、ようやく笑顔を見せた。

昨年の「アジアパシフィック女子アマチュア選手権」に優勝し、2週前の「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」に出場。同じく、今週の「AIG女子オープン」(全英)も決まっていたが、エビアン終了後の移動で、大事な大事なクラブが“ロスト”した。

エビアン最寄りのスイス・ジュネーブ空港からロンドンに飛び、スコットランドのエジンバラに着いたのは先週の月曜日。そこでキャディバッグが届いていないことに気づいたが、その後同行するJGAナショナルチームのコーチが電話やメールを何十回しても迷子のクラブ立ちの場所は特定できなかった。

それが急転直下。火曜日にエジンバラ空港に行ってみると、係の人が親身になってSガスのを手伝ってくれ、なんとそこに到着していたという。現在の欧州、特に英国地域は空港内のロストバゲージが大問題。乗降客数を抑えるために減便や遅延などが多発しており、混乱状態。急きょ別のクラブを放送局関係者が届けてくれたが、慣れ親しんだクラブが手元に到着したのは体型前日の水曜の朝。「本当によかったです」と練習場に向かった。

「最初は不安とショックで…。不安が大きかったです」とこの十日間ほどを振り返る。橋本は大手メーカーではなく、ウッド系はいわゆる地クラブを使用しており、慣れないクラブでの調整を強いられたが、ここにきての再会には胸をなで下ろす。

ようやく万全の状態で戦える準備ができた。「風の強さ、吹き方も全然違います。天候の変わりが激しいので、風に対応できるプレーが必要。マネジメントをしっかりしたいです」と、代わりのクラブで練習していたこの数日間で覚えた感覚で、目指すは予選落ちを喫したエビアンのリベンジだ。

「とりあえず最後までやりきれるよう、残り時間少ないけど、準備して体調も整えて臨みたい」と最後の調整を行った。アジア地域最強アマとしてのプライド、そしてチームJAPANの誇りを胸に。橋本美月、いざ出陣!(文・高桑均)
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