先制ゴールを決めた松尾佑介【写真:Getty Images】

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浦和は松尾、名古屋は森下がゴール

 ルヴァンカップの準々決勝第1戦が8月3日に各地で行われ、豊田スタジアムで対戦した名古屋グランパスと浦和レッズの試合は1-1の引き分けに終わった。

 浦和は直近のリーグ戦から6人のスタメンを入れ替え、GKには先月のE-1選手権で日本代表デビューを果たした鈴木彩艶が起用された。また、名古屋もFWマテウスや日本代表FW相馬勇紀をベンチスタートにするなど、夏場の連戦にあるゲームでの起用法になった。

 立ち上がりから名古屋がマンマーク気味に浦和のビルドアップにプレッシャーをかけてリズムを作らせない積極的な入りをした。一方で浦和も、徐々にMF大久保智明やFW小泉佳穂が名古屋の陣形にズレを生じさせるような動きを見せ、次第に浦和がペースを握った。

 そして前半36分、浦和は右サイドでMFダヴィド・モーベルグがボールを持つとDF宮本優太のフリーランをおとりにカットインし、左足の速いクロスを供給。それをFW松尾佑介が合わせて貴重な先制ゴールを奪い、1-0のリードを奪ってハーフタイムを迎えた。

 名古屋は後半からマテウスとMF稲垣祥を投入。すると、マテウスの個人技と稲垣のダイナミックな攻撃参加で流れを掴んだ。そして後半14分、マテウスがトリッキーな動きから中央にくさびを入れると、ワンタッチに抜け出したMF重廣卓也の折り返しをファーサイドから走り込んだMF森下龍矢が蹴り込んで1-1の同点に追いついた。

 残り20分ほどで浦和はFWキャスパー・ユンカー、名古屋はFW永井謙佑を切り札として投入してスコアを動かしにかかったが、このまま1-1の引き分けで試合終了。両者は8月6日に同じ豊田スタジアムでJ1リーグ第24節の試合を戦い、10日に埼玉スタジアムで準決勝進出をかけて第2戦を戦う。(FOOTBALL ZONE編集部)