夏休みはコロナの状況を見つつ、お出かけを検討している人も少なくないのではないでしょうか。ただ、家族が多かったり遠出をしたりすると思いがけない金額になることも…。そこで今回は、昨年の「ESSE暮らしグランプリ」でグランプリを受賞し、3人の子どもと夫の5人で暮らすharuさんに、宿泊費を抑えながら旅行を楽しむ工夫を教えてもらいました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

民泊にウィークリーマンション。宿泊費を節約して旅行を楽しむコツ

毎日うだるような暑さが続き、いよいよ夏も本番ですね! 夏休みといえば、家族旅行に行かれる方も多いのではないでしょうか。

「旅行どこへ行こう?」とあれこれ考えるのは楽しいですが、計画を立てる上で大きなポイントとなるのが料金。家族全員分ともなると、お金もそれなりにかかってきます。(幼児だった頃はまだ料金が安かったのですが、小学校高学年ともなるとほぼ大人並みの料金に…)

旅行でかかるお金を大きく分けると、宿泊費、交通費、現地でのアクティビティー、お土産代。

その中でも大きなウエイトを占める宿泊費を安く抑えるポイントについて、小学生3人がいる、5人家族のわが家の体験談をお伝えします!

 

●民泊を利用する

日本でも、ここ数年の間で大きく利用者を増やしてきた「民泊」。

民泊のメリットは、一般的なホテルに比べて、安くて広いところが多いということです。(民泊全ての宿泊施設が安いわけではないですが、探せばおトクに泊まれるところが多いです)

わが家は、以前西伊豆に旅行した際に「Airbnb」を利用して宿泊をしました。

こちらは、古民家をリノベーションしたもの。家族5人で1泊約2万円ほどで宿泊。夏休みに、まともにホテルで家族5人宿泊すると1泊あたり4〜5万円はかかるので、半分ほどの値段で泊まることができました。

こちらの古民家は、なんとリビングとダイニングキッチン+和室3部屋に離れの和室が2部屋! 家族5人どころではなく、数家族での宿泊も可能な広さでした。築年数は90年と古い建物ですが、リノベーションをして中はとてもおしゃれ! 快適に過ごせました。

キッチンも、必要最低限の調理器具やお皿、調味料も用意されていて自炊もできます。このご時世難しいかもしれませんが、大人数で行けばさらに宿泊費は安く抑えることができます。

 

●ウィークリーマンションを利用する

もう1つ、宿泊費を抑える方法として、ウィークリーマンションを利用したこともあります。

「ウィークリーマンション」と検索すると、様々な物件が出て来ます。月単位で貸し出しているところが多いですが、調べれば1週間や10日などの期間から借りられる物件もあります。

以前旅行に行った沖縄では、長期でゆっくりと滞在することが目的だったので、ウィークリーマンションを契約しました。

泊まったところの宿泊費は、1泊家族5人で1万円程度。清掃費などの諸費用が別でかかりましたが、10日間泊まって10万円+αなので、家族5人でホテル滞在するより随分お得に泊まることができました。

部屋も3LDKと広く、洗濯機やキッチン周りの備品もついていて、現地で生活するように滞在することができます。長期での旅行の場合には、ウィークリーマンションはとてもオススメです。

節約だけじゃない!民泊を利用して宿泊費を抑えるメリット

節約以外のメリットもご紹介します。

●メリット1:アクティビティーにお金をかけられる

宿泊費を抑えることで、ほかの部分にお金をかけることができます。子どもたちには、旅行を通じて日頃できない体験をしてほしいという思いがあるので、現地で様々な場所に観光に行ったり、アクティビティーを体験したりしました。

 

●メリット2:食費も安くできる

民泊、ウィークリーマンションともにキッチンがついていたので、夕飯は現地で食材を調達し、調理していました。日中は出かけ先での外食が多くなりますが、少しでも自炊することで食費もかなり節約できます。

また、現地でのスーパー巡りも家族で楽しむことができます。東京では売っていないような、地元ならではの食材などを買い、郷土料理をつくって食べることも旅の楽しみの1つです。

沖縄では、島豆腐を買ってゴーヤチャンプルをつくったり、沖縄そばの麺を購入してやきそばなどをつくったりしました!

 

●メリット3:宿泊自体が貴重な体験になる

古民家など、普段宿泊できないような場所に泊まることが、1つのアクティビティーにもなります。昔ながらの家での生活は、子どもたちにとって珍しく、「鬼滅の刃のお屋敷みたい!」と大興奮で部屋を探検して遊んでいました。

 

●メリット4:ほかの人との接触が少ない

ホテルや旅館などの宿泊の場合、スタッフの方と接したり、食堂や大浴場など共用部分でほかの家族の方と接することがあるかと思います。

民泊やウィークリーマンションはほかの人との接触を少なくできるため、コロナ禍でも比較的安心して過ごすことができます。(もちろん、ホテルや旅館のスタッフの方々は万全の対策をとられていると思いますが)

 

●工夫次第で安く楽しく旅が楽しめる

今回は、旅行の節約術でしたが、全部「節約しなきゃ!」と思うとなんだか窮屈で、楽しくなくなってきますよね。

食を楽しみたい、観光と楽しみたい、などまずは旅行の目的を決めて、それに合った予算の分配をすると自分たちに合った旅行が楽しめ、満足度も高くなると思います。

わが家は、「素敵な宿でゆっくり」は子どもたちが成長したあとの楽しみに取っておいて、今は「子どもたちと様々な体験を楽しむ」ことをメインに、宿泊費はできるだけ抑えて節約旅行をしています。節約しつつも、家族の思い出をたくさんつくっていきたいですね。

移動時にはなるべく三密を避けてください。体調不良が疑われる場合は移動を控えてください。