暑い日の「汗だく髪」対策。帽子の中にミニタオル、がじつは快適
蒸し暑い日が続き、汗で髪がびしょびしょになってしまう…ということがありませんか?「夏のヘアの大敵、『汗』の対策法を教えます!」と話すのは、女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。今回は、アラフィフの読者をモデルに、汗対策法を教えてもらいました。
汗でびしょびしょの髪にサヨナラ!夏のヘアテクニック
さとゆみ:暑いですね。
八木ちゃん:暑いです。ちょっと異常な暑さですね。
さとゆみ:いろんな方から「ちょっと外を歩いただけで、汗だくになってしまう。髪がびしょびしょになる」というお悩みが寄せられています。
八木ちゃん:ここまで暑いと、もう、汗をかくのは避けられないので、それをどう快適に過ごすかですよね。今日は、暑い日がほんの少し快適になるテクやアイテムを伝授します!
さとゆみ:お願いします。
●帽子の中にミニタオルを入れる
八木ちゃん:まず、外出時ですね。暑い日は帽子をかぶることが多いと思うのですが、このときに、帽子の中にミニタオルやハンカチを入れてからかぶると、汗の不快感がだいぶ減るんですよ。
さとゆみ:おおお。めちゃくちゃ実用的なテクニックですね。脇の汗とりパット的な。
八木ちゃん:おしゃれ感のあるテクではないのですが(笑)、タオルがある程度汗を吸いとってくれるので、髪がびしょびしょになるのを防いでくれるんですよね。
さとゆみ:今すぐにでもマネしたいテクです。ガーゼタオルなどでも良さそうですね。
八木ちゃん:コツというほどでもないのですが、帽子をかぶったあとに、タオルが見えてないかだけチェックしましょう。
さとゆみ:ヘアスタイル的には、どんなスタイルがいいですか?
八木ちゃん:髪が長い人は、どうしても首まわりの汗でぺたっと髪がはりつきやすいので、なるべく首まわりをすっきりさせるといいですね。ひとつ結びやまとめ髪にしてから帽子をかぶるといいです。帽子をかぶらないにしても、えり足の髪をまとめておくと、不快感は減ると思いますよ。
さとゆみ:紫外線対策に関しては、これまでも紹介したように、スプレーを使ったり、分け目をぼかしたり、日傘をさしたりといったことをやってみてください。
●髪は涼しいリビングで乾かす
さとゆみ:これも暑い日に関する、超・現実的なテクニックなのですが…
八木ちゃん:ぜひ!
さとゆみ:夏の暑い日って、お風呂上がりに洗面台で髪を乾かすのって、暑さとドライヤーの熱で、すごくしんどくないですか?
八木ちゃん:わかります。乾かしている先から汗が噴き出してきますよね(笑)。
さとゆみ:うちは、お風呂、洗濯機+乾燥機、洗面台がひと続きなので、お風呂上がりに乾燥機がかかっている洗面台って、もう、サウナみたいなんですよ。
八木ちゃん:そういう場所で髪を乾かすと、湿度も高いからなかなか乾かないし、ドライヤーの熱もよけい熱く感じられますよね。
さとゆみ:で、そんな話をしたら、某美容メーカーの方に、「クーラー効いたリビングで乾かせばいいんですよ」って教えてもらって、目から鱗すぎたんです。なんで今まで気づかなかったんだ!! って。
八木ちゃん:たしかに! 言われてみればそのとおりなんですが、なんとなく、髪は鏡のある洗面台で乾かすべきって刷り込みされてるかも。
さとゆみ:ですよね。リビングで髪を乾かし始めたら、汗もすーっとひくし、髪も速く乾くし、一石二鳥だって思いました。
八木ちゃん:なるほど。このテクは意外と盲点ですが、いいですね。
さとゆみ:夏は冷風で髪を乾かしたいという人が多いんですが、それはそれでもいいんですか?
八木ちゃん:はい。冷風だけだと、乾かすのに時間がかかるのが難点ですが、それで髪が傷むということはないので、冷風で乾かしてもいいです。でも、クーラーの効いた部屋で乾かすのであれば、温風もそこまで苦にならないかもなので、8割型温風で乾かしてから、冷風で仕上げてもいいかもしれないです。その方が、結果的にドライヤーの時間は短くなります。
さとゆみ:なるほど!
●夏はクール系のシャンプーを使う手もあり
八木ちゃん:シャンプーがらみで言うと、夏はクール系のシャンプーを使うのがおすすめです。今、いろんなクールシャンプーが出ていますので、ぜひチェックしてみてください。
さとゆみ:たしかに、すっきりしますよね。
八木ちゃん:今年は真夏だけではなく、残暑も厳しいと言われています。少しでも快適に過ごしていただけますように。