昨今、シニアインフルエンサーがSNSで活躍しています。その一人である、溝井喜久子さんは87歳。多いときでは60回も投稿するほどツイッターを楽しんでいます。そんな溝井さんの暮らしは、SNS、家事、趣味、勉強と大忙しです。今回、その1日に密着しました。

SNS、料理、趣味、自宅にいても充実の日々を送る87歳

コロナ禍でもあり、溝井さんの生活は自宅中心。それでも1日のスケジュールはぎっしりです。若い頃から続けている習慣を大切にし、新しいことにはどんどん挑戦! 溝井さんは刺激溢れる毎日を過ごしていました。

●食事を毎日ツイッターに投稿。健康を意識できるメリットも

「食事の投稿は息子たちへの生存報告(笑)」と、溝井さん。

家族への連絡のつもりが、いつしか見ず知らずのフォロワーさんからもチェックが入るようになりました。

「今日は量が少なめですね、なんて心配してくださる人もいるんです」

●食事の支度はラクに。宅配食やレトルトも利用

長年の主婦歴で食事の支度もお手のもの。

「ひとり暮らしだし、無駄は省きたい。既製品を使ったり野菜はまとめて刻んで冷凍して、お取り寄せのお総菜と組み合わせたり。手間を省くと光熱費もかからなくていいんです」

「〇〇の素」や缶づめのストックも。通販は買い物履歴が残るのでリピートに便利です。

●趣味の園芸や学習をとにかく楽しむ

読書は電子書籍「キンドル」で。

「文字の大きさも選べるし、紙の本より手軽でいいですよ」

庭には山野草や園芸種、大きなブドウ棚も!

「ブドウは亡き夫が丹精していたもの。高いところの作業は危ないので息子たちにお願いしますが、草むしりや鉢物の世話は毎日自分で。いい運動だしサボると大変なことになるのよ(笑)」

庭を手入れするのも日課。習慣はとても大事です。

この日はシャクヤクが満開に。

「窓から花や緑が見えるだけでも心が弾みます」

●お金はざっくりでも管理する

昔は家計簿もつけていましたが、今はざっくりとノートにメモ管理。

「1か月に1ページ使って、レシートから食費や医療費などを費目別に書き写します。それでレシートはポイ。ざっくりと合計するだけで月々のおおよその出費がわかります」