京都外大西vs塔南 京都外大西が塔南に秋のリベンジ！ドラフト候補・西村は今大会3発目！
＜第104回全国高校野球選手権京都大会：京都外大西6−1塔南＞◇20日◇4回戦◇わかさスタジアム京都
昨秋の準決勝と同じ顔合わせとなったこのカード。秋は塔南が6対1で勝利したが、今回は京都外大西がリベンジした。
塔南はプロ注目右腕の野原 元気（3年）、京都外大西は背番号3の村山 勇太（3年）が先発。今秋のドラフト候補に挙げられている西村 瑠伊斗（3年）は2番右翼手で出場した。試合は両先発が素晴らしい立ち上がりを見せ、2回まで両チーム無得点に終わる。
試合が動いたのは3回表、京都外大西は先頭の7番・平田 悠人（2年）が四球で出塁。その後、犠打と二塁ゴロで走者を進め、2死三塁のチャンスを作る。ここで1番・中村 友哉（3年）が中越え適時三塁打を放ち、京都外大西が1点を先制した。
さらに京都外大西は4回表に1死三塁から6番・松下 隼一郎（3年）の左越え適時二塁打で1点を追加。4回裏に失策で1点差とされるが、5回表に2死一塁から3番・荻田 力也（2年）が左翼線への適時二塁打を放ち、再びリードを2点に広げた。
試合は3対1のまま9回表に突入。追加点が欲しい京都外大西は1死一、二塁のチャンスで西村に打席が回る。1ボール1ストライクからのスライダーを捉えると、「打った瞬間にいったと思いました」という手応え十分の打球は右中間スタンドへ。主砲の3ラン本塁打で貴重なダメ押し点を奪った。
投手陣も村山、松原 陽希（2年）、武田 夢大（2年）と3投手の継投で塔南打線を2安打自責点0に抑え、京都外大西が6対1の完勝。ベスト8一番乗りを決めた。
この日の西村は3打数2安打1本塁打3打点2四球の活躍。ここまでの4試合で3本塁打と異次元のパフォーマンスを見せている。「あまり振らずに70％くらいの力で振っているのが、調子が上がっている秘訣だと思います」と話す西村。次戦でも圧巻の一打を見せてくれるだろうか。
（記事＝馬場 遼）
