<40代のラク家事>パントリーは「整えすぎない」。オープン収納にしたら時短に
パントリーは、日用品や食品ストックをしまえる便利な収納スペース。キッチンにあるのが一般的ですが、見た目重視でものを隠しすぎていませんか?「オープン収納」でもすっきり見せるコツを、ライフオーガナイザーの大塚彬子(あこ)に教えてもらいました。
よく使うストック食材は、ワンアクションで取り出す!
大塚さんはライフオーガナイザーのほか、インテリアコーディネーター、一級建築士の資格をもつ家づくりのプロ。リフォームした自宅マンションは、キッチンの並びにパントリーを設けています。
「使いかけの食品や調味料のストックはパントリーに収納。出し入れを頻繁にするものはワンアクションの収納にこだわりました」
ワンアクションの収納とは、引き出しやフタをあける手間を省くということ。
いろいろなものを出したりしまったり、なにかと動作の多いキッチンでアクションを減らせば、家事効率はぐんとアップします。
「ファイルケースはすっきり見えてたくさん入りますが、出し入れのたびに引き出すのは意外と面倒。また、引き出しタイプの収納は奥の方が入れっぱなしで古いものだらけになってしまうことも」
無印良品のアイテムを組み合わせ、ラクさと見た目を両立
大塚さんは、無印良品の「ステンレスワイヤーバスケット3」に高さが変えられる「不織布仕切ケース・大」を重ねてストック類を収納。
「オープン収納は上からバスケットの中身全体を見渡せるので、在庫確認がスムーズです。収納する食品に合わせ、不織布仕切ケースの高さを調節できるのも大きなポイント!」
「食品ストックはパッケージが派手なものも多いので、ワイヤーバスケットにそのまま入れると散らかった印象に。そこで、バスケットとサイズが合う不織布仕切ケースを重ねてみました」
これならオープン収納のとり出しやすさはそのままに、パントリー全体のごちゃごちゃ感も抑えることができます。不織布ケースのグニャッとした取り出しにくさもありません。
バスケットから離れればパッケージは見えないので、すっきりした印象をキープ。
●ケースの中は仕切らず、ざっくり収納でOK!
ちなみにケースの中は、ざっくり収納。
「外からほとんど見えないので、仕切るのはやめました。細かく仕切るとぱっと見はきれいに整いますが、ズボラな私にはあまり向いていません。バスケットの中なら多少ごちゃついていてもそれほど気にならないんです」
毎日使うキッチンやパントリーで最も大切なことは、使いやすさ。大塚さんのアイデア、ぜひとり入れてみてください。