ゲーミングの“違い”を体感できる展示も！　北海道にオープンした「ドスパラ旭川永山店」レポート

2022年7月18日 0時38分

2022年6月の時点で2021年と同数の店舗を新規オープンしたドスパラですが、開店の勢いは止まりません。7月はドスパラ旭川永山店とドスパラフレスポ小田原シティーモール店（こちらは7月30日予定）がオープンします。今回は7月16日にオープンしたドスパラ旭川永山店へ行ってきました。

○展示には一般製品とゲーミング製品の比較コーナーも

ドスパラ旭川永山店は、北海道旭川市永山2条16丁目6-12にあり、JR永山駅徒歩12分、車の場合は国道39号線沿いのロードサイド店です。バスの場合は永山2条16丁目のバス停から徒歩2分。駐車場は店舗前に18台あり、オープニングセール中は、臨時駐車場を用意していました。営業時間は通常11時30分から20時までとほかの店舗と同様です。

店舗面積は（先月オープンしたドスパラ浦添城間店とほぼ同等の）548平方メートルと、郊外ロードサイド店らしく広め。特に幅の広さが特徴です。アイテム数も1,700と、最近オープンした店舗の中で最も多く、環境展示も5つと最大級。一方、組み立て支援スペース「ドスパラボ」は設置されていませんでした。

ドスパラ旭川永山店。以前はビデオレンタル店でした

JR永山駅が最寄駅。宗谷本線の旭川から3駅ですが、便数は少ないです

道北バス永山2条16丁目バス停もすぐ近くです

店舗のレイアウトに関しては、基本的にジャンル別でまとまった配置。通常奥のほうに配置されている上海問屋のアイテムが入ってすぐの場所に配置されていたほか、壁際に配置されることの多い液晶モニターが島に配置されるなどの特徴がありました。

ドスパラ旭川永山店の新要素として、ゲーミングヘッドセット視聴環境の改良に加え、ゲーミング周辺機器がゲームプレイに貢献できるか確認できる展示が加わっています。一般の60Hzモニターと一般的なキーボード、マウス、ヘッドセットの環境と240Hzゲーミングモニター、ゲーミングキーボード、マウス、ヘッドセットとトータルで比較できるのは、なかなかいい感じでしょう。

ここからは写真中心に店内を紹介します。

店内入ってすぐ左側は、他店では奥のほうに配置されている上海問屋とおもしろグッズが並びます。オープン後にキャラクターグッズ展示が追加されました

店内入ってすぐ正面の企画コーナーは最近恒例の「キャンプ×パソコン」。一見同じように見えますが、細かく展示物を変えているとのことです

入ってすぐ右側は開店記念の500円均一コーナー。かなりオトクなものが多いので見逃せません

その奥にはキャラクターグッズコーナー。『マインクラフト』と『Apex Legend』がメイン

この先は配信デバイスエリア。道路側にはWebカメラとマイク

通路を隔てて反対側はオーディオ系とゲーミングパッド。反対側はelgatoとAVerMediaの製品が置かれています

キャラクターグッズの手前には実況配信を模した環境展示があります。すべて実際に触れて体感できるのが魅力

配信環境の奥がLANケーブルとメディア類

その向かいがフィッティングルーム。多数のゲーミングペリフェラルを実際のゲームで試せるスペースです。とっかえひっかえ試す猛者はいらっしゃいませんでしたが、ここはぜひ活用したいところ

さらに奥が道路側に一般向けペリフェラル、ゲーミングチェアとゲーミングキーボードの体験エリア。メーカーやキースイッチの異なるゲーミングキーボードを比較体験できるのはドスパラならでは

通路の反対側はゲーミングマウスのコーナー。これもオリジナルのチェックソフトを使って多くの製品を体験できるほか、マウスの重さとマウスパッドの違いを体験できるスペースが用意されています。「最近数が増えてきた超軽量マウスは是非体感してみてください」（五十嵐店長）

ゲーミングマウスの反対側にはゲーミングヘッドセットが並びます。設置方法を見直して従来よりも多くのヘッドセットをコンパクトに収納しており、比較対象が増えました。ちなみにドスパラ浦添城間店でテスト導入されたイラストPOPは好評につき倍増

キーボードの奥側は企画展示「Touch」のエリア（他店よりも奥に配置されてます）。オープン時はCORSAIRの光る自作PCが2つ展示されていました

企画展示と通路を隔てた反対側は、PCクーラーと自作PCの推しエリア。推しエリアが通路側に配置されているのは他店レイアウトと異なります

道路側一番奥が中古PCエリア。「オープン時は、店頭展示に加えて、それとほぼ同数の在庫がバックヤードに控えています」（店長談）

店舗一番奥に環境展示が2つ。中古の横にあるのが和室を想定した環境です

その奥、入口から一番遠いのがVTuver環境を想定した環境展示。従来の店舗では入口から近いところに配置していることが多いのですが、旭川では一番奥に配置されていました

店舗奥にあるケースコーナー。店長の意向で白ケースが多くなっていました。店長イチ押しは手前上のケースで「ケーブルが隠しやすくてスッキリと配置できる」とのこと

この付近はPCパーツがまとまっています。ケースの隣は冷却系グッズが並びます。DeepCool専用棚が用意されているのは初。通路の反対側はケーブル等の小物が並んでいます

店舗一番奥の環境展示の横は電源とビデオカード

電源と通路の反対側は各種液晶モニター。先日発表された「GALLERIAブランド初のコラボレーション周辺機器」は……、え？　展示が間に合わない？

ビデオカードは一部バックヤード在庫ですが、箱から出して製品を見せているものもあり、メリハリを付けています

ビデオカードの左にはマザーボードが並びます。ズラリと並んぶ各種製品を見ると、購買意欲がかきたてられます

液晶の右側、マザーボードと通路を隔てた反対側にはゲーミングモニターの必要性を紹介する動画に加えて、一般的な60Hz製品とゲーミングモニター144Hzの違いを体感できるコーナーがあります

さらに入口寄りに常設5つ目の環境展示。白とピンクでまとめられた女性向けの構成です

CPU/HDD/SSDなどのパーツは、バックヤードに在庫があり、製品のコードを下のキオスク端末に入力して、レジで引き換えます

パーツの手前がサードウェーブのオリジナルパソコンの展示スペース。入口から見えるほうにはゲーミングパソコンのGALLERIAデスクトップパソコンとコラボ製品を展示

反対側はGALLERIAノートパソコン、一般向けのTHIRDWAVEノートとクリエイター向けのraytrek製品が並んでいます。どちらも実際に触って試せます

さらに平台も入口近くに用意。実際に操作できるので検討しやすいでしょう。こちらはゲーミングパソコンが並びます。湾曲のワイドディスプレイもありました

こちらはノートパソコン系。手前の2台はクリエイター向けのreytrek。ペンを使ってお絵かきできるようになっています

すぐにお持ち帰りできる即納パソコンもドーンと展示

即納パソコンはスペックと価格が一覧で分かるようになっていました

商談スペースも用意されています

一般向け製品とゲーミングペリフェラル（キーボード、マウス、ヘッドセットと液晶）の違いを理解してもらうための展示が加わりました。以前企画展で行っていたものをブラッシュアップ。液晶以外の周辺機器は統一感を出すためかロジクール製品を使っていました

オープニング初日は、開店前から並ぶ人が少なく関係者をヤキモキさせていましたが、オープン時間には多くの来店者が訪れ、本来の駐車場だけでなく、臨時駐車場もほぼ満車。レジも大混雑を見せていました。

また、取材中にも即納のゲーミングパソコンが数台売れいるのを確認しました。郊外型ロードサイド店の場合、店舗で相談して購入したのち、自家用車で即持ち帰れるのが強みです。さらに、オープニングセール中は全品10%ポイント還元なのもポイントでしょう。

なお、ドスパラにはゲームに詳しい「GAMEアドバイザー」のマークを付けたスタッフがいます。GAMEアドバイザーになる基準は厳しいため、新規店舗には少ないそうですが、「GAMEアドバイザー」のマークが付いていなくても、ほとんどのスタッフはゲームに詳しいとのことでした。

オープン当日の様子。お祝いの花も並んでいます

開店を通常より1時間早めたこともあり、待機列は少な目。関係者をヤキモキさせていました

恒例の開店前店長スピーチ（サードウェーブ提供）

先月の浦添城間店で近くの駐車場を用意していなかった反省からか、隣に臨時駐車場を用意していましたが……

本来の営業時間前に満車となっていました。ちょっと歩く第二駐車場へ案内されました

第二駐車場も結構混んでました

ともあれ開店。10時半過ぎはまだ比較的空いていました

豊富なアイテム数に加えて、実際に触って確認できることもあり、来店客はかなり熱心に見ていました。画像の角度が悪くてわかりにくいのですが、マウスの検討をしている来店客の横でスタッフが製品のアドバイスをしていました

環境展示も結構な人気でしたが、靴を脱ぐ和室想定環境と企画のキャンプ環境の利用者はオープン後数時間現れませんでした。環境展示は「ご自由にお試しください」のPOPが必要だったのかもしれません

徐々に来店者が増え、かなり長いレジ清算待ちの列ができていました

「豊富な品ぞろえと最大級の環境展示があり、触って体感できる店舗です」と五十嵐聖店長。小学生からのPCゲーマーで、現在の私物パソコンはSSD 7TB（!!）とのこと（撮影時のみマスクを外してもらいました。普段はマスク着用での接客です）

ドスパラ店舗には「GAMEアドバイザー制度」があります

なお、ドスパラの新店舗がオープンする際は、近くのドスパラ店舗にも足を運ぶようにしています。

今回は札幌店に行きましたが、大型店と店員が豪語しているだけあって、難波店のようなイベントスペースやドスパラボがあるうえ、「GALLERIA esports Lounge」のようなプレイエリアも用意されていました。