栃木県内1週間で1085人感染 増加に転じる
新型コロナウイルスのこの1週間の感染状況をまとめました。
先月30日から6日までに栃木県内新型コロナウイルスへの感染が確認されたのは取り下げを含まない発表分で1,085人でした。
前の週の579人から506人増えていて、これまで7週連続で減少していた感染者数がここにきて増加に転じました。
県は4日、すでに公表されている感染者からオミクロン株の新たな系統であるBA.5が6人、BA.2.12.1が1人、それぞれ初めて確認されたと発表していています。
現在、全国の新規感染者数は増加に転じていて、国の専門家会議では今後BA.5系統が国内の主流となり感染者が今後も増える可能性が指摘されています。
年齢別で見ますと、最も多かったのが10歳未満の194人、次いで20代の176人、そして30代の162人となっています。
6日時点の療養者は1,320人で、このうち入院している人は38人、重症は0人です。全体の8割に当たる1,123人が自宅療養となっています。
県内ではこの1週間で1人が亡くなりました。県内の死者は累計で278人です。
クラスターはさくら市の高齢者施設と栃木市の障がい者施設で合わせて2件確認されています。
県の警戒度レベルは「病床使用率」と「重症病床使用率」ともに低い数値を維持しているものの、検査陽性率と人口10万人あたりの新規感染者数は依然として対策を強化すべきレベルとなっています。
最後にワクチン接種率です。6日時点で栃木県の3回目のワクチン接種率は65.02%、最も進んでいるのは秋田県で72.38%です。