(写真:時事通信)

写真拡大

7月7日、衝撃的な訃報が届いた。人気漫画『遊☆戯☆王』(以下、『遊戯王』)の作者として知られる漫画家の高橋和希さんが亡くなったのだ。60歳だった。

各メディアによると、高橋さんは6日に沖縄県名護市の沖合でスノーケリングの器具を装着して浮いている状態で発見され、翌7日に身元が確認された。死亡した経緯については海上保安庁および警察が捜査を進めているという。

‘81年に漫画家としてのキャリアをスタートさせ、’96年から「週刊少年ジャンプ」で『遊戯王』の連載をスタートさせた高橋さん。漫画界はもちろん、大ブームを巻き起こす“ゲーム”の生みの親として世界中を熱狂させた。

「『遊戯王』はアニメ化もされ、関連書籍も含めた累計発行部数は4000万部を超えた大ヒット漫画。それだけでも十分すごいのですが、漫画の中で登場したカードを実際に『遊戯王オフィシャルカードゲーム・デュエルモンスターズ』として販売したところ、爆発的にヒット。日本のみならず世界中で大流行し、これまでのカードの総発行枚数は300億枚を超えていると言われています。

ここまでブレイクした背景にはゲームそのものの面白さだけでなく、高橋先生がデザインしたモンスターの魅力的なキャラクターが大きく寄与しています」(出版関係者)

‘04年に連載が終了してからも、アナザーストーリーやカードゲームのデザイン提供など『遊戯王』に密接に関わり続けてきた高橋さん。ネット上では、高橋さんの早すぎる死を悲しむ声が相次いだ。

《信じられない。信じたくない。弟たちと遊戯王カードしてただけにショック大きすぎる…》
《嘘だろ…冗談ならそう言って欲しい…小さい頃から遊戯王に触れてただけに衝撃が大き過ぎる…素晴らしい世界をありがとうございました》

そんななか、一部が行った高橋さんへの哀悼の意の示し方を巡って波紋が広がっている。

「SNSで高橋さんの訃報を報じたメディアの投稿に対して、悼みながらも『遊戯王』に登場するカード『死者蘇生』の画像を貼る一部のファンがいたのです。『死者蘇生』とはゲーム内で墓地に送られたモンスターをフィールドに復活させることのできる魔法カードで、その能力から多くのプレイヤーが愛用していました。

高橋さんが亡くなったことをまだ受け止められず、“生き返ってほしい”といった思いも込めてニュースに対して『死者蘇生』のカードを貼ったのかもしれません。しかし、漫画終盤では、“死者の魂は現世に留めてはならない”という別れのメッセージとして使われたカードでもあったので、高橋さんの死に際して『死者蘇生』を引用することに嫌悪感を示す人が多くいました」(前出・出版関係者)

高橋さんの訃報に対して『死者蘇生』の画像を貼った人に対して、違和感を覚える人が続出。Twitterではたちまち“死者蘇生”がトレンド入りし、“不謹慎だ”と怒りを表明する人が相次いだ。

《遊戯王の作者が亡くなったっていうニュースに対して死者蘇生貼ってる人まじでやばいでしょ》
《死者蘇生って言ってるやつ流石に面白くない》
《遊戯王の作者である高橋和希さんが亡くなったけどそのリプに「死者蘇生」の画像貼るの不謹慎過ぎるぞ なんでそんな事も分からんのや》

いっぽうで諌める声も。

《訃報に死者蘇生のカード張ってる人を不謹慎って言ってるけど、ファンとしては蘇生したい気持ちわかるから何が不謹慎なのかわかんない…》
《去年のすぎやまこういち先生のザオリクと同じように高橋和希先生の死者蘇生が不謹慎かどーのこーの言い争ってんのかよ…マジで言い争ってる暇あったら亡くなった高橋先生のご冥福をお祈りしてくれ、頼むから。亡くなった後にこんな下らん事で言い争われるとか可哀想やろ…》