2年目のマレンにはプレッシャーもかかる photo/Getty Images

写真拡大

移籍金額ですべてが決まるわけではないが、現在のドルトムントには特別なアタッカーが2人いる。昨夏PSVから加わったドニエル・マレンと今夏ザルツブルクから加入したカリム・アデイェミだ。

2人はともに3000万ユーロとされる移籍金でドルトムントに加わっており、これはドルトムントがアタッカー補強に費やした金額では2016年のウスマン・デンベレ(3500万ユーロ)に次いで2番目に高額な数字となっている。

また、正式発表はされていないがアヤックスFWセバスティアン・ハラーの獲得にも近づいている。ハラーの獲得には3100万ユーロほどの移籍金が発生するとされており、正式発表されればハラーが2位、マレンとアデイェミの数字が3位となる。

近年の移籍金が高騰している影響もあるが、今のドルトムントに高額なアタッカーが揃っているのは事実だ。23歳のマレンは初のブンデスリーガに戸惑ったところもあったのか、昨季はリーグ戦27試合で5ゴール3アシストの成績に留まった。

しかし今夏にはアーリング・ハーランドがチームを離れ、2年目を迎えるマレンにはハーランドの穴を埋める活躍に期待がかかる。それは20歳のアデイェミも同じで、3000万ユーロの移籍金に見合うパフォーマンスが求められる。

それはハラーも同じで、ここにマルコ・ロイスまで加えればドルトムントの攻撃力はなかなかに脅威だ。サポーターも期待せずにはいられないはずで、FW補強に2年続けて資金を投じたドルトムントの躍進に期待がかかる。