NECパーソナルコンピュータ(NEC PC)は7月5日、家庭向けのゲーミングデスクトップPC「LAVIE GX」を発表した。店頭モデルは7月14日に、Webモデル「LAVIE Direct GX」は7月5日に発売する。価格はオープン。店頭モデルの予想価格は上位モデル「GX750/EAB」が302,280円前後、ベースモデル「GX550/EA」が219,780円前後。

LAVIE GX。NEC PCは、本製品の発表会でかつての「PC-9800シリーズ」は一種のゲーミングPCだったと表現。同シリーズの最終出荷から数えると、実に24年ぶりの「ゲーム市場再参入」にあたるとコメント

LAVIE GXは、PCゲーム人口の裾野拡大などを背景に、「これからオンラインPCゲームを始める」入門ユーザー向けに開発されたデスクトップゲーミングPC。レトロゲームで育ってきた元ゲーマーや、実況配信などでPCゲームに興味が出てきたZ世代などをターゲットに据える。NECの本格的パーソナルコンピューター「PC-9801」登場から40周年を記念したプロダクトだ。

本体は和モダンテイストのブラック基調で、リビングに置けるシックな雰囲気が特徴。内部のLEDはゲーミングPCに多い多色LEDではなく、ホワイトLEDが縦に光るデザインとなっている。

リビングに置きやすい、和モダンデザインを採用する

プロセッサは第12世代Intel Coreを、グラフィックスは店頭上位モデルがNVIDIA GeForce RTX 3060、店頭ベースモデルがAMD Radeon RX 6400を内蔵し、2.5GbE対応の有線LANポートやWi-Fi 6も備える。なお、Webモデルでは32GBメモリやハイブリッドストレージなど、店頭モデルで選べない構成も選択可能。

上位モデル「GX750/EAB」。ディスプレイは別売で、キーボード・マウスが同梱される

ベースモデル「GX550/EA」。上位モデルとの違いは内部構成となり、付属品などは同等

特徴として、家庭用ゲーム機と同じ感覚で操作できるXbox ワイヤレス コントローラーとUSBケーブル、ゲーミングヘッドセットが標準で付属。また、マイクロソフトのゲーミングサブスクリプション「Xbox Game Pass Ultimate」を無償で3カ月利用できるサービスが付帯する。LAVIE GXからノートPCなどに画面を転送し、好みの場所でLAVIE GXのゲームをプレイできる独自アプリ「つながる! LAVIE」も用意される。

このほか、PCゲーミング初心者向けのサポート機能として、ゲームタイトルの初期設定・環境設定やコントローラ・ヘッドセットの設定、動画配信といったゲーミング関連の相談を24時間365日受け付ける「LAVIE ゲーミングサポート」を、購入後1年間提供する。

○「プロジェクト EGG」や「モンスターハンターライズ」とのコラボ企画

PC-98 40周年記念企画として、PC-9801などの約1,000 タイトルのレトロゲームが楽しめる「プロジェクト EGG」とコラボレーション。2022年7月5日〜同年10月31日までの間にLAVIE GXを購入して「プロジェクト EGG」にエントリーすると、同サービスで利用できる3,000円相当のポイント(3,000ポイント)がもらえる他、160タイトルを無料でプレイできるようになる。

また、カプコンの「モンスターハンターライズ」とのコラボ企画も実施。2022年7月5日から同年8月28日までの期間、LAVIE GX購入者先着500名に、「モンスターハンターライズ デラックスエディション」Steam版のダウンロードコードをプレゼントする。