キャッシュレス決済+ドア解錠機能搭載スマートリング「EVERING」伊藤忠・三菱UFJ・大和ハウスらから10億円超の資金調達

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キャッシュレス決済+ドア解錠機能搭載のスマートリング「EVERING(エブリング)」を企画・販売する株式会社EVERINGは、伊藤忠商事や三菱UFJ銀行、大和ハウス工業など、事業パートナー企業の計16社を引受先として10億円超の資金調達を行なったことを発表した。

【引受先 企業一覧(五十音順)】アンカー・シップ・パートナーズ株式会社、伊藤忠商事株式会社、京銀リース・キャピタル株式会社、株式会社 協和、株式会社サニーサイドアップ、株式会社 Sun Asterisk、株式会社滋賀銀行、大和ハウス工業株式会社、戸田建設株式会社、凸版印刷株式会社、株式会社三菱UFJ銀行、ライフカード株式会社 他。下記は事業パートナーの一覧(一部)


●決済・鍵に加え、ID・交通・ヘルスケアなどビジネス拡大に向けて
EVERINGはVisaのタッチ決済に対応した、キャッシュレス決済が可能なリング型ウェアラブルデバイス。販売当初は決済機能だけだった。2021年5月に先行予約販売を開始し、即日で完売した。第2弾となる7月の先行予約販売もわずか数日で完売するなど大きな反響を呼んだ。

決済できるリングとして話題を呼んだ
決済アプリ画面の例2021年10月1日より一般販売を開始。今年3月からは、スマートロック「bitlock」と連携し、決済機能に加えて、指輪をかざすだけでドアの解錠が可能となり、活用の範囲が広がった。

2021年10月より指輪をかざすだけでドアの解錠が可能となったEVERINGは、暮らしの中の不便さや煩雑さを解消する「Less is smart.」をビジョンに掲げており、決済やドアの解錠のみならず、今後は公共交通機関での利用やヘルスケア、レジャー・観光、エンタメなど、生活導線を指輪1つで繋げ、便利な社会の実現を目指す考えだ。今回調達した資金は、それらの事業開発における事業資金として活用する。

●事業パートナーからのコメント
・伊藤忠商事株式会社 金融ビジネス部長 松尾 英俊氏:
「日本におけるキャッシュレス決済は年々増加し、その決済手段もカードやコード決済、スマートウォッチ等、消費者のライフスタイルに合わせて多様化しております。簡易に決済が出来るウェアラブルデバイス事業を展開し、また今後の機能拡張の中で「指輪 1 つで便利な社会の実現を」目指す同社の取組は、我々伊藤忠商事の「マーケット・イン」の事業展開にも通じるものです。今回の資本参画を契機に、EVERING 社のビジネス拡大、企業価値向上をサポートしてまいります。」
・大和ハウス工業株式会社 代表取締役社長 芳井 敬一氏:
大和ハウス工業株式会社は、スマートリングを活用したキャッシュレス・タッチレス生活を実現させるために、このたび株式会社 EVERING と投資契約を締結しました。将来的にはバイタルデータを活用することで、ヘルスケアに関するサービス提供を進めてまいります。
・ライフカード株式会社 代表取締役社長 北之坊 敏泰氏:
枠にはまることのない斬新な発想力で果敢に挑戦し、独自のユニークな商品・サービスを提供する」というビジョンを掲げている当社にとって、日本初、Visa のタッチ決済に対応したスマートリングの販売を開始した EVERING の取り組みに共感、出資を決定させていただきました。両社の協業により更なるキャッシュレス化を推進していきます。
・戸田建設株式会社 執行役員副社長 戸田 守道氏:
EVERING はシームレスな決済体験に加え、スマートロックや交通機関への展開などが期待でき、私たちの生活の利便性を高めてくれると考え出資いたしました。当社の事業展開領域の一つである「ビジネス&ライフサポート領域」との親和性も高く、今後当社との価値共創で起こる化学反応にも期待しています。
・凸版印刷株式会社 事業開発本部 坂田 卓也氏:
ハードウェアスタートアップであることに加えて、大企業からのカーブアウトという茨の道。この道は、決済やヘルスケアをアップデートしたいという高い志の実現を目指す、川田社長をはじめとするエブリングの皆さんだからこそ実現できるものであると大きな可能性を感じ、投資をさせて頂きました。されど、MTG さんの DNA を持つエブリングさんだからこそ実現できる新しいスマートリングの社会だと信じています。これからは、そこに私たちのトッパンの DNA もフルレバレッジしていただき、一緒に TOPPA!していければ思っています。改めて、ご一緒出来ますことに心から感謝申し上げます。
・京銀リース・キャピタル株式会社 代表取締役社長 竹中 伸一氏:
EVERING の普及によるキャッシュレス決済の普及、また今後開発を予定している交通系での利用、ヘルスケア機能の実装により、人々の生活の DX 化、安心安全で便利な社会の実現を期待し、投資をさせていただきました。京都銀行グループとして、今後の銀行サービスにおける協業も期待しています。
・株式会社サニーサイドアップグループ 代表取締役 次原 悦子氏:
「たのしいさわぎで、世界を変える。」をモットーにしている当社です。EVERING は、指輪 1 つで私たちの生活を大きく変えようとしています。一人ひとりの生活行動が少しだけでも変わることで、世の中は大きく変わると私たちは信じています。私たちも EVERING 社と一緒にたのしいさわぎを起こしていきたいと思います。
・株式会社 Sun Asterisk 代表取締役 小林 泰平氏:
EVERING 社とは、指輪型決済端末「EVERING」の専用アプリの開発をご一緒させていただいています。新しい価値創造にチャレンジする EVERING の熱量と新しい領域へ挑む姿勢にとても共感しました。出資だけではなく、Sun*の持つビジネス、テック、クリエイティブの面からもご支援できればと思います。EVERING の皆さんとこれまで以上に一体となりチャレンジさせていただくことを楽しみにしています!