エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

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エ軍レポーターのエリカ・ウエストンさんが大谷を語る「一生に1度出てくるかどうか」

 エンゼルス放送局「バリースポーツ・ウエスト」で今季からレポーターを務めるエリカ・ウエストンさんがFull-Count編集部のインタビューに応じ、大谷翔平投手への思いを語った。カリフォルニア州生まれの美人レポーターが伝えたい大谷の魅力とは?

 昨季まで名門・カージナルスのレポーターを務めていたウエストンさん。それでも、二刀流選手の大谷は別格だ。熱い口調で切り出した。

「一生に1度出てくるかどうかの選手です。2021年に私たちが見たプレーは100年起きなかった出来事です。注目に値することだと思っています。自分自身にとても厳しい選手というだけでなく、求める結果が具体的ですね。ルーティンを大切にしていて、全てがうまくいくように、と強い気持ちを持っています。昨年のパフォーマンスは、まぐれではありません。ショウヘイにはもう1度同じことをする力があります。彼ならもっと成長できる」

 ウエストンさんが初めて大谷のヒーローインタビューを務めたのは今季初勝利を挙げた4月20日(同21日)の敵地・アストロズ戦。6回1死から初安打を許したが、6回1安打無失点に抑えて12三振を奪った。打っても2安打2打点。大谷の魅力にとりつかれたという。

「ショウヘイの楽しい部分を知ってもらいたいです」

「グレートでした。私は日本語を話せないので、イッペイ(水原通訳)に手伝ってもらいましたが、それでも私の話に積極的に耳を傾けているのが伝わってきました。本当に素晴らしい投球をした後に取材のための時間を作ってくれたショウヘイに、本当に感謝しています。あれは歴史的な試合でした。私たちに時間を割いてくれたことをとても幸運に思いました」

 試合前後にマドン監督やエンゼルス選手を熱心に取材。遠征地にも帯同することもあるウエストンさんには、もっと大谷の人間的な魅力を知ってもらいたいと話す。

「ショウヘイの楽しい部分を知ってもらいたいです。周りにいる選手はいつも『冗談が好きだ』と話しています。『ショウヘイが笑うと周りにも伝染する』と。私たちがダグアウトで見ている彼の姿や、ファウルボールが当たりそうになった時とか、バットへの心肺蘇生とか。野球は彼のそういう部分を必要としていると思うんです。だって(そういう大谷を見るのは)楽しいし、野球とは楽しいものであるべきですから。素晴らしい人柄の持ち主ですしね。とても楽しい人ですから」

 カリフォルニア州サクラメント生まれで、育ちはコロラド州デンバー。ロヨラ・メリーマウント大学時代まで「ずっとバレエ一筋でした」という。エンゼルスのレポーターに就任するまでは4年間カージナルスを担当してきた。

「ショウヘイは冗談好きな人間です。誰もがその一面を早く見られるようになってくれればいいなと思っています。私は日本語をほとんど話せません。言語学習アプリをダウンロードしなきゃと思っています」。もっと大谷を知り、その魅力を多くの視聴者へ伝えていくつもりだ。(小谷真弥 / Masaya Kotani)