ラムサール条約に登録され豊かな自然が残る奥日光の湿原、戦場ヶ原の入口の赤沼と中禅寺湖畔を結ぶ低公害バスの今年度の運行が23日、始まりました。

植物や動物を保護するため1993年から、小田代原などを通るおよそ10キロの区間への自家用車の乗り入れを規制し、代わりに低公害バスを運行しています。

毎年春から秋にかけて走っていますが、去年とおととしは新型コロナの影響で運休した期間もありました。

今シーズンの運行初日となった23日はさっそくハイキングなどで利用する乗客の姿が。バスは大人片道500円で現金に加えて新たに交通系ICカードでの支払いができるようになり、利便性が高まりました。

バスは11月30日まで赤沼車庫から千手ヶ浜の区間を平日は6往復、休日などは12往復するほか、時期によっては日の出に合わせた早朝便が運行されます。