栃木県小山市の浅野正富市長は22日、定例記者会見を開き、渡良瀬遊水地で誕生した国の特別天然記念物のコウノトリのヒナの様子をいつでも見ることができる動画配信を22日から始めたと発表しました。

小山市など周辺の2市1町で構成する渡良瀬遊水地コウノトリ定着推進協議会は、遊水地に定着しているコウノトリのペアの行動を観察するため、ライブカメラを設置しました。

3月末にこの場所では3年連続でヒナが誕生し2羽が順調に育っていることから、22日から動画配信サイトのユーチューブで生配信を始めました。 

カメラは第2調整池の人工の巣の塔が見える場所にあり、親鳥の「ひかる」と「レイ」の子育ての様子や生まれたばかりのかわいいヒナたちの表情を見ることができます。ヒナの巣立ちは5月下旬から6月中旬になる見込みだということです。

市は4月28日まで愛称を募集していて、5月28日に命名式を開催する予定です。