運転免許証を自主返納した人から安全運転の秘けつを学ぶ取り組みが栃木県矢板警察署で始まり、取り組みが始まって最初の返納者に21日、表彰状が贈られました。

表彰を受けたのは塩谷町の君島富子さん(62)です。矢板警察署の吉川宗宣署長などから表彰状と記念品が贈られました。 

矢板警察署は4月から独自の「交通安全言葉のたすきリレー」という取り組みを実施しています。運転免許証を自主返納した人からこれまでの安全運転の秘けつを募り、高齢ドライバーを中心にその秘けつを参考にしてもらうのが狙いです。 

君島さんは体調不良で4月上旬に免許を返納していて、矢板警察署管内では今年に入り3月末までに39人が返納しているということです。

返納者は栃木県内全体で年々、増加傾向にあり、警察はこうした活動を通じて事故防止につなげていくとしています。